こんな疑問に答えます。
海外暮らしに憧れを持つ人は多いものの、「海外移住=ハードルが高い」と思い込んでいませんか?
「語学ができない」、「仕事はどうする?」、「子連れだと大変そう」など、さまざまな理由で海外移住を躊躇してしまう人が多いかと思います。
しかし、年々海外移住へのハードルが低くなってきているのも事実です。
海外移住で一番の難点と言われている「ビザ」をクリアすれば、夢の海外暮らしもグッと近くなります。
この記事では、子連れで海外移住を検討している方向けに「ビザの取りやすさ」や「治安」、「教育環境」などを考慮した【子連れにおすすめの海外移住先】を紹介します。
記事の最後には、子連れで海外移住するための具体的な方法も紹介しているので、おすすめの国をセレクトしつつ参考にしてみて下さいね。
・【案ずるより住むが易し?!】悩む位ならまずは「移住」してみよう
・子連れ海外移住でおすすめの国とは?
・子連れ海外移住を実現する方法
【案ずるより住むが易し?!】悩む位ならまずは「移住」してみよう
子連れで海外移住となると「いかにも大変なのでは?」と、イメージする人も多いでしょう。
日本とは全く異なる文化や言葉、価値観で子どもに負担が大きくなると心配するのも無理はありません。
ところが実際は、子どもが小さければ小さいほど異なる環境への順応性は高くなります。
特に言葉の面では、子どもの方が明らかに吸収力が高いので、大人よりも早く話せるようになるでしょう。
「子どもが全く話せないから、日本にいるうちに勉強させなきゃ!」と焦るよりも、大人が一生懸命勉強しておきましょう(笑)
また、子どもが幼いうちに海外で暮らすことには大きなメリットがあるのも忘れてはいけません。
それはただ単に、「言葉を話せるようになる」だけではなく、異なる文化や価値観を持った人たちとコミュニケーションをとる術を身に付けることです。
日本にいると、どうしても「相手が伝えたいことはこんなことかな?」なんて想像しながら言葉にしなくても伝わる場面が多くありますよね。
しかし、海外ではそんなことは一切ありません。
自分の気持ちを言葉で表現して伝えなければ、絶対に相手には伝わりません。
将来、日本だけでなくグローバルな活躍を目指すならこのような海外と日本のコミュニケーションの違いには早く慣れておくに越したことはありません。
子連れ海外移住をすることによって、「海外でのサバイバル力」を身に付け、多様性を学ぶ素晴らしい経験になることでしょう。
「子連れ海外移住をしたいけど、大丈夫かな…。」と、悩む位なら思い切って住んでみるのも方法です。
失敗を恐れて行動しないより、行動して失敗する方が得られるものが多いですよ!
子連れ海外移住でおすすめの国とは?
単身で海外移住する場合と、子連れで海外移住する場合で「おすすめの国」は少し異なります。
子連れで海外移住先を探す際は、
・治安の良さ
・ビザの取りやすさ
・子どもの教育環境が整っているか
を配慮しなければなりません。
言うまでもなく、子どもを連れて暮らすのに「治安が良いこと」は大前提です。
日本は世界的にもかなり安全な国です。
ここで紹介する国は比較的治安は安定している国が多いですが、日本と同じ感覚で暮らしてはいけません。
実際に暮らす際には、必ず現地の治安情報は確認することをおすすめします。
また、海外で暮らすにはビザを取得する必要があります。
いくら「ここに住みたい!」と思っても、ビザが取得できないと違法滞在となってしまいます。
また、アメリカやシンガポール、オーストラリアなどの国々は海外移住に人気がありますが、難点としては「ビザ取得が難しい」ということ。
ここでは比較的ビザが取りやすく、移住を実現しやすい国を紹介します。
最後に「教育環境が整っていること」ですが、海外移住後は子どもたちは現地の学校に通うことになります。
子どもに合った学校を探すため、選択肢は多くあるに越したことはありません。
学校のカリキュラム、雰囲気、授業料などを比較できる教育環境の整っているエリアに住むのも大事ですね。
ここからは上記のポイントを踏まえた上で、子連れ時海外移住に向いているおすすめの国を厳選して紹介していきます。
フィリピン
子連れ海外移住先におすすめしたい国の1つ目は、「フィリピン」です。
1年中温暖な気候で、留学先・旅行先としても非常に人気のある国です。
フィリピンは世界的にも「永住権が取りやすい国(お金で永住権が買える国?!)」として有名です。
フィリピンの永住権の種類はおおまかに3つあるので、気になる方は確認してみて下さいね。
参考:クオータビザ、SRRV、APRV…フィリピン永住権3種類の比較
また、フィリピンは子どもや若者の人口が多いため、日本では感じられないエネルギッシュな雰囲気と国の成長を肌で感じることができます。
年々高層ビルも増えて近代的な街並みとなり、インフラがものすごいスピードで整ってきているため、今後さらに住みやすくなっていくでしょう。
フィリピンでは治安の悪いエリアはありますが、安全で住みやすい地域もあるのでしっかりと情報を確認して住むエリアを決めましょう。
・セブシティ
・ダバオ
・バコロド
・イロイロ
日本人の移住者も多いフィリピンでは、私立校・インターナショナル校も豊富にあります。
日本でインターに通うよりもかなり学費が安いのも大きな魅力です。
また、英語が公用語として使われるフィリピンでは、授業のほとんどが英語で行われるため、子どもにとって英語を習得する最高の環境といえますよ。
・1年中温暖な気候
・物価が安い
・日本から近い(何かあっても帰国しやすい)
・人々がフレンドリー
・ビザが取りやすい
・英語を習得しやすい環境
・学校の選択肢が多い
・日本人のコミュニティーも多いため助け合える
・治安が悪いエリアがある
・フィリピン料理が美味しくない
・虫が多い(大きい)
オランダ
子連れ海外移住先におすすめしたい国の2つ目は、「オランダ」です。
ヨーロッパ諸国は移住のハードルが高いと思われがちですが、オランダは例外です。
日蘭友好通商協定の影響で、犯罪リスク要素のない日本国籍保有者は誰でも、4,500ユーロ(約55万円)の資本金で個人事業主として起業家ビザが取得できるのです!
さらに、2020年にはこの起業家ビザを取得した配偶者もオランダで自由に労働できるという素晴らしい特典が付きました。
また、子連れでオランダ移住をおすすめする最大の魅力は、オランダの教育システムにあると思います。
「子どもが世界一幸福な国」と知られるオランダでは、自分で学びたいものを選択できる多様性が保証されています。
オランダの学校では様々な国からの移民の友達と学ぶ機会があり、彼らとの交流からも多くの価値観を学べるでしょう。
「オランダの授業料は高いのでは?」と不安を持つ人も多いかと思いますが、長期ビザを取得していれば18歳までは無料です。
オランダ語を習得していなくても、移民の子どものためのISKという学校に通うことも可能です。(「英語」に関しては通常の教育で身に付きます)
子育てしやすいと評判のオランダで子連れ移住を検討してみませんか?
・街並みが綺麗でインフラが整っている
・多様性を学べる
・素晴らしい教育システムがある
・ビザが取得しやすい
・長期ビザが取得できれば子どもの義務教育が無料
・物価が高い
・気候があまり良くない
・日本から遠い
・個人主義なので少し寂しい?
パラグアイ
子連れ海外移住先におすすめしたい国の3つ目は、「パラグアイ」です。
日本人にはあまり馴染みがない南米の小国パラグアイですが、実はビザが比較的取得しやすい隠れた穴場スポットなのです。
長期滞在するには「永住ビザ」が最適で、パラグアイで開設した預金口座に5,000ドル(約55万円)の預金があることと犯罪証明書、健康証明書などの必要書類を提出すれば取得が可能です。
また、パラグアイの永住権が取れればメルスコール加盟国(アルゼンチン・ブラジル・ウルグアイ)に移住することも可能になるのです!
「パラグアイだけでなく、他の国に住んでみたい!」という方にはかなりおすすめです。
とはいえ、「南米=治安が悪い」といったイメージがありますよね。
パラグアイの治安は、南米の中では比較的良いと言われています。
危険というエリア(スラム街など)に近寄らない、高級品を持ち歩かない、夜間に出歩かないなどの常識的な範囲で気をつけていれば問題ないかと思います。
また、パラグアイには日系移民が多く住んでおり、街には日本食レストランもあるようです。
なかなか日本食が食べられないと心配していた方には朗報ですね(笑)
また、パラグアイの公用語はスペイン語になるので、子どもたちは英語よりもスペイン語が上達するでしょう。
なかなか日本人でスペイン語を上手に話せる人はいないので、とても大きな強みになるのではないでしょうか。
移住後は現地の学校に通いパラグアイの文化にどっぷり浸かる、もしくはインターナショナルスクールに通うという選択ができます。
どちらにせよ、日本では経験できない素晴らしい異文化交流ができるのが魅力ですね。
・豊かな自然に囲まれている
・スペイン語を習得できる
・ビザが取得しやすい
・永住権が取れれば他の国に移住できる(アルゼンチン・ブラジル・ウルグアイ)
・公立病院が無料
・物価・税金が安いため生活コストが安く済む
・日本からかなり遠い
・英語がほとんど通じない
・治安が悪いエリアもある
いかがでしょうか?
子連れでおすすめの移住先を3つ紹介しました。
アジア、ヨーロッパ、南米とそれぞれの大陸で選んでみましたが、どこの国も素晴らしい魅力を持っています。
移住先で人気の国が、必ずしも自分たちにとって住みやすいとは限りません。
実際に訪れてみて、その国の雰囲気や国民性などが肌に合う、合わないがあります。
ここで紹介した国だけでなく、是非自分の目で見てベストな国を選びましょう!
子連れ海外移住を実現する方法
ここからは、子連れ海外移住を実現する方法を話していきたいと思います。
海外移住を実現するには、事前にやっておかなければならないことがあります。
・仕事
・語学
・ビザの取得
・現地の情報収集
上記のこれら全てをクリアしなければ、海外移住は難しいです。
まずは「仕事」。
現在、自営業を営んでいる人であれば海外移住に踏み込みやすいかもしれません。
一方、会社員だと1度仕事を辞めて海外勤務ができる企業への転職、もしくはリモートワーク可能な企業を探す必要があります。
もしも、エンジニアなどの技術力があれば海外就職やフリーランスの道を選ぶこともできるでしょう。
つまり、「日本でなければ働けない」という状況を変えなければいけません。
もしも、将来的に海外移住を目指しているなら海外に移住できるスキルを身に付けておくことが重要です。
「語学」に関しても、海外移住したいなら必ず勉強していた方がいいでしょう。
海外に住むということは、日常でのトラブルは自分たちで解決していかなければなりません。
最低でも日常会話に困らないレベルになっておくべきです。
語学に自信がないなら今日から少しづつ勉強を始めてみませんか?
「ビザの取得」は、海外移住するなら避けて通れないものです。
自分が住みたい国を見つけたら定期的に大使館のホームページでビザの条件をチェックしておきましょう。(ビザの条件が変わることもあります)
そして、その国に移住できるビザの条件を満たせるように少しづつ準備していくことが賢明です。(資金準備、必要書類の確認など)
最後は、「現地の情報収集」です。
移住したい国の基本情報はもちろんのこと、その国で話されている言葉、文化、マナーを事前に知っておくことは地味に大切です。
特に、子どもたちは現地の学校に通うことになりますよね。
必ず文化の違いに直面するでしょう。
事前にその国の情報をある程度勉強しているのといないのでは、子どものカルチャーショックの度合いも変わってきます。
休日などを利用して、楽しみながら本や映像などを観ながらその国のことを勉強してみて下さいね!
・仕事:「日本でなければできない」という状況を脱する→転職・独立・スキルを磨いてノマドになる・海外就職など
・語学:語学は1日にしてならず。最低限日常会話はマスターしておく
・ビザ:移住したい国が見つかったら定期的に大使館のHPでビザ情報をチェックしておく。チェックしつつ、ビザの条件を満たすよう準備を進めていく
・現地の情報収集:移住したい国の基本情報、文化、言葉、マナーなどを事前に学んでおく
まとめ:海外移住は誰にでもチャンスがある
いかがだったでしょうか?
最近注目されている子連れ海外移住ですが、誰しもが望めば実現することが可能です。
「子どもがいるからもう無理」
「自分には才能も語学力も特別な能力もないから…」
「海外移住できる人は優秀な一握りの人」
このように考えるのはもったいないですよ!
少しでも「海外移住してみたい」という気持ちがあるなら、現状無理でも実現できる方法を探して行動しましょう。
できない理由を挙げるのは簡単ですが、できる方法を見つけることが大切です。
「語学ができない」→それなら、今日から少しづつ勉強しましょう!
「自分には特別な能力もない」→得意なことを探して、それを極めてみましょう!
「子どもがいるから無理」→子どもがいるからこそ頑張れます!
夢を叶え、未来を変えるのは「行動」しかありません。
今日から動いてみましょう!
終わり!
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