こんな疑問に答えます。
海外で働いている人って、一体どのような仕事をしているのでしょう?
ひと昔前だと、エリート商社マンや大手メーカーの駐在員というイメージが強かったかと思います。
しかし、最近は働き方も多様化してきており、現地採用で雇用される人や、パソコン一台で世界中を旅するように働くノマドワーカーも増えてきましたよね。
しかし、具体的にどんな仕事だと海外で働きやすいのか気になる人も多いはず。
そこで、本記事では海外で働きたいと考えている人向けに【海外移住におすすめの仕事14選】を紹介します。
将来は海外でキャリアを広げるのも、1つの立派な選択肢。
後悔しないためにも、自分ができる仕事を探して着実に準備をしていきましょう!
・現役キャビンアテンダント
・今まで訪れた国は31カ国
・海外ホームステイ7カ国(タンザニア、ベトナム、アルメニア、ネパール、ウズベキスタン、イラン、セネガル)とフィリピン留学を経験。
・趣味は海外旅行と英語学習。300時間以上オンライン英会話を続けている
・将来の夢は「家族で世界一周」
海外で働きたい人は知っておくべき!海外で働くための6つの選択肢
「海外で働く」とひと口に言っても、実はさまざまな働き方があります。
例えば、【海外で働く方法】を以下の6つにまとめたのでご覧ください。
①現地採用
②海外駐在員
③フリーランスで働く(ノマド)
④青年海外協力隊
⑤起業
⑥ワーキングホリデー
どうでしょう?海外で働く方法はこれだけの選択肢があります。
あなたに合った働き方を見つけるためにも、1つずつ紹介していきます。
①現地採用
最近、日本人移住者のなかでも増えているのが「現地採用」です。
「現地採用」は、言葉通り“海外の会社に直接雇用されること”を指します。
しかし、「現地採用」と言っても主に3つの採用方法に分かれます。
①日系企業の海外支店
②海外の外資系企業
③海外の現地企業
実は、この3つのうち一番チャンスが多くて難易度が低いとされているのが「①日系企業の海外支店に勤務すること」なんですね。
例えると、『パナソニックのタイ支店の営業で働く』といったイメージです。
なぜ日系企業の海外支店で働きやすいのかと言うと、海外の日系企業では「日英でコミュニケーションができる人材」が求められているからです。
というのも、日系企業の海外支社には日本人が駐在しているケースがほとんどで、海外駐在員は現地で極力日本語を話せる人と仕事をしたいと考えているからなんですね。
反対に、「②海外の外資系企業」や「③海外の現地企業」の場合、難易度はグッと上がります。
日本人が海外で採用されるには、あなたが現地人よりも優れている「専門的スキル」や「マネジメント能力」が必須です。
なぜなら、雇う側もビザの発給などの手間がかかるので、外国人を雇うのはぶっちゃけかなり面倒なんです。
そのような高度なスキルがなければ、わざわざ外国人のあなたを採用する理由はないからですね。
とはいえ、現地採用で働く経験は何にも変え難い貴重な経験となることでしょう。
海外就職を経験することでグローバル人材になることができ、ゆくゆくキャリアアップに繋がる可能性もありますよ。
現地の企業を探す方法の1つとして、海外就職専門サポーターがいるエージェントに登録するといいでしょう。
例えば、以下のエージェントは【海外就職に強いエージェント】として有名です。
・doda(デューダ):業界最大級の求人サイトで海外求人も豊富
・リクルートエージェント:国内の外資系企業・グローバル企業の求人多数
・カモメアジア:東南アジア向け転職サイト
※いずれも相談・転職サポートは無料です。
常に最新の募集をチェックし、希望の条件が見つかったら思い切って応募してみましょう。
②海外駐在員
海外で働くという夢を叶える近道は、今働いている会社で「海外駐在員」になることです。
多くは営業職・会計職・技術職・生産管理職のいずれかで、一般的には現地拠点を取りまとめる管理職として派遣されます。
駐在期間は、派遣される目的やポジションによって異なりますが、2〜5年が多いようです。
期間が終わると日本に帰国するケースと、別の国に再派遣されて海外駐在を続けるケースがあります。
もし、今働いている会社で海外駐在員を募集しているなら大チャンス。
いますぐ応募してみましょう!
もちろん、仕事の実績や語学力も加味されることから、駐在員に選ばれることは決して簡単ではありません。
だからこそ、海外駐在の給料・待遇はかなり良く、プール&ジム付きコンドミニアムで運転手が付いていることも。
海外移住者の中でも、「海外駐在員」は飛び抜けて「給与面」や「待遇面」で優れている場合が多いのです。
③フリーランスで働く(ノマド)
最近、「ノマドワーカー」という言葉をよく聞くようになっていませんか?
この「ノマドワーカー」は、パソコン一台で完結できる働き方をする人を指します。
コロナ禍から徐々にリモートワークが浸透してきましたが、以下のような仕事は世界中どこにいても収入を得ることが出来ます。
・ブロガー
・Webマーケター
・Webライター
・Webデザイナー
・エンジニア
ノマドの特徴としては、フリーランスとして日本企業の案件を受注してることがほとんどです。
そのため、「日本円」を有利に使える東南アジアなどの物価の安い国への移住が人気。
最近では「ジョージア」もノマドの聖地として人気を集めていますよね。
ジョージアに戻ってきました🇬🇪
今日はカフェ好きのお友達に教えてもらったお洒落なカフェで作業中💻
海外ノマドはネットさえあれば
世界中どこでも好きなところで仕事ができます✨✨
ジョージアはお洒落で空いてるカフェが多くて海外ノマドにはめちゃくちゃおすすめの国です🌏 pic.twitter.com/8AxtnbFb32— ユリエ@海外在住Webデザイナー (@nomad_yuri) March 31, 2024
デジタルノマドは、場所や時間に縛られない新しい働き方と言われています。
スキルがある方なら、ノマドワーカーとして旅するように生きてみませんか?
④青年海外協力隊
海外移住する方法は、何も働くことだけではありません。
“ボランティア活動”で海外に住む方法もあります。
例えば、「青年海外協力隊」に参加するのはいかがでしょう?
青年海外協力隊とは、社会的課題のある途上国に住みながら支援を行うボランティア団体のことを指します。
もちろん、現地派遣までにはきちんとした語学研修が受けられたり、現地生活費は出して貰えます。
そして、何よりも現地で困っている人々をサポートするため、やりがいを感じられるでしょう。
私の友人も、何人か青年海外協力隊で活躍していました。
ある友人はアフリカのブルキナファソへ、またある友人は中東ヨルダン、別の友人はスリランカで人々の役に立つことをしています。
「誰かの役に立ちたい」、「海外に住むだけでなく、人と違う経験を積みたい」と思っている方がいたらチャレンジしてみませんか?
途上国支援では、今までの常識や価値観がガラッと変わり、人として豊かになることができるはずです。
⑤起業
海外移住する方法に、「起業」も1つの選択肢であることをご存知でしょうか?
「起業なんて私には無理だ…」と諦めている人も多いですが、1人で行う個人事業主でもOKです。
例えば、Webライターの延長で起業する人もいますし、ヨガインストラクターとして活躍している人などさまざまです。
海外起業の場合、ビザの取得や銀行口座の開設、必要に応じて物件を借りる必要があるので少しハードルが高く感じるでしょう。
英語が得意なら現地で全ての手続きも可能ですが、英語に不安があるならエージェントに力を借りましょう。
「日本より税金の安い国」を移住先に選ぶことで、ガッツリお金を守ることができるはずです。
最近では「ドバイ」や「シンガポール」が人気ですが、「オランダ」は個人事業主ビザが簡単に取れるので穴場の移住先だったりもしますよ。
⑥ワーキングホリデー
あなたが若くてエネルギー溢れる20代であれば、「ワーキングホリデー」は利用する価値のある素晴らしい制度です。
「ワーキングホリデー」とは20代だけに与えられた特権で、語学を学びながら海外就職を叶えられる夢のチケットです。
協定を結んでいる国で語学を学びながら働けるため、語学の習得と海外就労経験という2つの目的を同時に叶えることができますよ。
ワーキングホリデーを使える国は限られてしまいますが、その中でも自分が関心のある文化を持つ国を選びましょう。
オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チェコ、チリ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ、イタリア、フィンランド、ラトビア
【グローバルに活躍したい人向け】海外移住におすすめの仕事7選
海外移住で仕事選びはとても重要です。
もしあなたが「いつかは海外で活躍したい!」と考えているなら、海外で求人数が多い仕事や日本人が求められている仕事を選ぶのがベターでしょう。
それでは、みなさんが気になる【海外移住におすすめの仕事】を紹介していきます。
①営業職
②寿司職人
③キャビンアテンダント
④留学カウンセラー
⑤プログラマー
⑥教師(幼稚園教諭、保育園教諭含む)
⑦美容師
①営業職
意外かもしれませんが、海外で安定的に募集されている仕事は「営業職」です。
最近では、多くの日系企業が海外進出を果たしています。
そのため、海外で営業する人材が足りていないんですね。
もちろん、「営業」と言っても現地企業にバリバリ英語を使って営業活動を行う「海外営業」もありますが、現地の日系企業へ営業に行くパターンもあります。
あなたが営業経験があるなら、これらの求人に応募すれば海外で働くチャンスが掴めるでしょう。
とはいえ、営業職は「未経験」でもチャンスが多いのも特徴です。
海外で新しいキャリアに挑戦したい人におすすめですよ。
まずは、どんな求人があるのか確かめてみるのが良いでしょう。
・doda(デューダ):業界最大級の求人サイトで海外求人も豊富
・リクルートエージェント:国内の外資系企業・グローバル企業の求人多数
・カモメアジア:東南アジア向け転職サイト
②寿司職人
近年、世界では日本食ブームに沸いています。
なかでも、寿司は日本食の代表とも言われており、欧米圏を中心に人気を集めていますよね。
そんな寿司ブームにあわせて、「寿司職人」の需要が爆発しています!!!
なんと、日本の寿司職人の平均年収は400〜500万円と言われているのに対し、アメリカのNYでは年収2000万円を越える職人も珍しくないのだとか。
寿司職人は技術こそ必要ですが、働く場所を世界に移すことで大きく稼げる仕事の1つです。
最近では寿司職人になるための学校も入学待ちになるほど人気のようです。
③キャビンアテンダント
「キャビンアテンダント」は飛行機で世界中を飛び回ることができる仕事です。
スマートな制服を着こなして機内でサービスする姿に憧れを抱く人も多いのではないでしょうか?
そんな私も現役キャビンアテンダントですが、機内ではさまざまな国籍のお客様を相手にします。
毎日刺激的で、旅好きの人にはたまらない仕事です。
キャビンアテンダントになると、電車に乗るように飛行機に気軽に乗れるのでプライベートで海外旅行も頻繁に行ける点も魅力です。
もし、接客が好きで語学もある程度できるのであれば、外資系のキャビンアテンダントを目指してみるのはいかがでしょう?
④留学カウンセラー
最近ではグローバル化の波に乗り遅れないように、語学留学する学生も増えてきました。
その分、現地の「留学カウンセラー」も引っ張りだこです。
留学カウンセラーの仕事は、留学を希望する高校生・大学生・社会人に対して、その人の目標に合わせた留学プランを提案する専門家です。
留学先の学校選びに関するアドバイス、入学手続きのサポート、航空券や滞在先の手配、海外の学校のシステム・教育内容や現地での生活に関する情報提供などのマルチタスクが求められます。
もし、留学した経験があるなら留学カウンセラーとして活躍できるかもしれません。
最近では、欧米圏だけでなくアジア圏へ留学する学生も増えています。
留学カウンセラーならさまざまな国で需要がある仕事ですよ。
⑤プログラマー
世界的にIT産業が発展してきているなか、「プログラマー」の需要が間に合っていません!
そのため、どこの求人を見てもプログラマーの募集を必ず目にします。
それくらい、世界中でプログラマーは必要とされている人材です。
そして、プログラマーの年収も高めに設定されているので、プログラミングを習得して海外で就職するのは割とおすすめの方法かもしれません。
すでにコードが書ける方は、すぐに海外の求人を探してみて下さい!
⑥教師(幼稚園教諭、保育園教諭含む)
意外かもしれませんが、「教師」も海外で働くことができる仕事の1つです。
なぜなら、海外では必ず「日本人学校」がありますよね。
その学校で働く日本人の教師が必要なんです。
そこで、毎年文部科学省などが、日本人学校へ派遣を希望する教員を募集しています。
そこで無事採用されれば、海外に拠点を移すことができますよ。
また、幼稚園や保育園の先生も海外で就職できる仕事です。
海外でも一定数日本人向けに保育を行っている施設があります。
そういった場所では常に人が足りていないのか、幼稚園や保育園の先生の募集がかけられています。
せっかく幼稚園教諭、保育士資格を持っているなら、その資格を活かして海外に挑戦してみてはいかがでしょう。
⑦美容師
こちらもあまり知られていませんが、「美容師」も海外で働きやすい仕事の1つです。
特に、日本人の美容師の腕の良さ、サービスの良さは世界的にも抜きん出ています。
現地の人へのサービスもきっと気に入ってもらえることでしょう。
また、海外に住んでいる日本人は、やっぱり美容感覚が近い日本人に髪を切ってもらいたいというのが本音です。
そのため、海外で日本人相手に商売をして活躍するのもいいでしょう。
【スキルなし、英語力なしでも働ける!】海外移住におすすめの仕事7選
海外移住におすすめの仕事を紹介しましたが、いかがでしたか?
魅力的な仕事も多い反面、「海外で働いてみたいけど、特別なスキルがない」、「語学に自信がない」という声が多いのも事実です。
では、スキルや語学力がなくては仕事は全くないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
海外であっても、「スキルなし、語学力なし」で働ける場所もあります。
そこで、ここでは【スキルなし、英語力なしでも働ける!海外移住におすすめの仕事】を紹介していきます。
ここで紹介する仕事は、みなさんが「海外で見つけやすい仕事」です。
どうしても海外で働きたいと考えている人は参考にしてみて下さいね。
①コールセンター
②清掃員
③ベビーシッター
④日本食レストランの接客
⑤日本語教師
⑥日本人向けのツアーガイド
⑦営業
①コールセンター
英語ができなくても海外で働ける仕事として「コールセンター」の仕事があります。
コールセンターでの仕事は主に東南アジア(フィリピンやマレーシア)などの求人が多いことが特徴です。
業務は主にカスタマーサポートを行いますが、顧客は日本人のため、英語を使うことはほとんどありません。
「とにかく、最初は何でもいいから海外で働いてみたい!」という人には最初のハードルを越えやすい仕事だといえます。
現地で働きながら少しずつ語学などを覚えながら働くといいかもしれませんね。
②清掃員
海外のホテルや空港、パートナーなどは常に「清掃員」を募集しています。
私はキャビンアテンダントなのでよく見かけるのですが、日本の空港やホテルの清掃員って実は海外から出稼ぎに来ている外国人がほとんどなんですよね。
なぜなら、清掃員の仕事はコミュニケーションを必要としないので、言語ができなくても仕事ができるからです。
そのため、日本語が得意でない外国人でも働くことができるんですね。
この逆も然りで、海外でも英語が話せなくても清掃の仕事ならチャレンジしやすいはず。
もし、英語に自信がなくても、「清掃員」として働くという選択肢はいかがでしょうか?
③ベビーシッター
「ベビーシッター」は、海外でも需要のある仕事です。
海外では日本で言う幼稚園(プリスクール)に入れる年齢までは、ベビーシッターを雇う国もあります。
アメリカでも、大学生のアルバイトでベビーシッターをしている姿を多く見かけます。
また、海外に住みながら子育てしている日本人にとって、やはり「ベビーシッターも日本人なら安心」と考える人が多いのも事実です。
子どもが好きなら、海外でベビーシッターとして働くのも1つの方法ですね。
④日本食レストランの接客
日本食レストランは世界中で増えてきています。
寿司レストランだけでなく、居酒屋、焼き鳥、焼肉などを中心に店舗が増えているため、そこで働く「ウェイター」も必要です。
日本食レストランであれば、比較的日本人でも雇ってもらいやすい仕事です。
接客で使う英語も決まったものが多いので、そこまで高いレベルの英語力も求められません。
海外で仕事を見つける際には、日本食レストランの募集を探せば比較的簡単に見つけられるでしょう。
⑤日本語教師
日本食やアニメの影響で、海外でも一定数「日本語」を学びたい外国人がいます。
そんな彼らに日本語を教える「日本語教師」はいかがでしょう?
学校で教えるには資格が必要ですが、現地の人と関わりながら仕事ができるので面白い仕事です。
さらに、東南アジアの国々にはまだまだ日本へ働きに来る人もいます。
そのような人へ日本語を教える教師は、日本で活躍する人材を育てるという面でも、非常にやりがいを感じられそうです。
⑥日本人向けのツアーガイド
「おもてなしが好きで、人と関わる仕事がしたい」と考えているなら、日本人向けのツアーガイドがおすすめです!
海外旅行のため現地に訪れた日本人向けに、日本語で案内することがお仕事です。
海外にいるとどうしても日本語で話がしたくなったり、孤独を感じやすいのも事実。
しかし、海外で日本人向けツアーの仕事をすれば、そんな悩みもなくなることでしょう。
⑦営業
先程のランキングでも紹介した「営業職」は、実は”スキルなし、語学力なし”でも挑戦しやすい仕事でもあります。
海外で募集されている日系企業の営業職は、「未経験可能」な求人も多いので、チャレンジしやすいのではないでしょうか?
新しいキャリアを歩みたい方は、ぜひ挑戦してみて下さいね。
海外就職で上手くいく人の特徴
人生を大きく変える「海外移住」。
せっかく一歩を踏み出しても、うまく適応できずに帰国してしまう人が多いのも事実です。
そこで、ここでは【海外就職で上手くいく人、失敗する人の特徴】を紹介します!
・意見を主張できる人
・専門的なスキルがある人
・環境にすぐ適応できる人
意見を主張できる人
まず最初に、海外では個人主義の傾向が強く、自分の意見を主張できる人が向いています。
日本ではチームワークが重視され、同じ意見に合わせることで円滑に進みますが、海外では個人の判断やスキルが重視されるという違いがあります。
その違いを理解した上で、上司と交渉したり、会議などでも率先して自分の意見を伝えられるといいですね。
専門的なスキルがある人
海外で仕事をするには、専門的なスキルを持っていればすぐに戦力になって活躍できる可能性があります。
例えば、
・語学力
・異文化理解
・ビジネスマナー
・営業力
・ITスキル
のようなスキルがあれば海外就職で有利になります。
海外では、日本企業のように長期雇用は前提とされていません。
そのため、採用に関しても人材育成という考え方がなく、短期で結果を出さなければ契約を打ち切られてしまう場合もあります。
そのため、新卒であってもすぐに職場で活かせるスキルがあることが求められています。
環境にすぐ適応できる人
海外の仕事に向いているのは、好奇心旺盛で新しい環境にも積極的に飛び込んで行ける人です。
慣れない海外生活では環境の変化に耐えられずに、メンタル不調になってしまうことも多いと言われていますよね。
そのため、環境の変化にすぐに対応できることは非常に重要なスキルです。
意外性や驚きなど未知のことに対してストレスを抱えず、興味をもつことができれば、仕事もプライベートも楽しむことができるはず!
海外就職で失敗する人の特徴
反対に、以下のような特徴がある人は、海外就職でつまずきやすいと言われています。
・交渉に抵抗がある人
・ルーズな習慣が苦手な人
・異文化を受け入れられない人
交渉に抵抗がある人
海外でのビジネス交渉は、自分の意見を主張しないと、相手が言う通りの不利な状況になってしまうことがあります。
交渉の席では、さまざまな形で自分に有利になるような要求をしてくるのが普通です。
理論的に反論して折り合いをつけていく交渉ができなければ、仕事がうまく進みません。
日本のように協調性を大切にする文化はないため、自ら交渉することに抵抗がある人には少し厳しいかもしれませんね。
逆に、海外で交渉力を上げれば、活躍のチャンスは増えることでしょう。
ルーズな習慣が苦手な人
海外のルーズな習慣をストレスに感じることが少なくありません。
特に、日本人は時間に厳しい性格なのでそう感じてしまいます。
例えば、海外では電車が定刻通りに到着しないのは当たり前です。(むしろ、日本のように正確に公共交通機関が来る方が驚きです!)
仕事でも、実は納期が守られないケースも日常的に起こってしまうんですよね。
そのため、期限が守られないことを前提に調整力を活かす必要があるとも考えられます。
計画通りに仕事を進めたいという思いが強い人は、海外での仕事には向いていない可能性があります。
異文化を受け入れられない人
海外で働くということは、文化や価値観の異なる人と混ざり合いながら仕事をしていくことになります。
異文化を受け入れられなければ、文化の違いに悩まされ続けます。
特に海外では、仕事上の付き合いやプライベートでも、自分の周りは日本とは違う生活習慣のなかで生活している人たちばかりになります。
「文化の違いを楽しもう!」と思う気持ちがなければ、ストレスに感じてしまうでしょう。
いかがでしょうか?
「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、海外就職で上手くいく人とそうでない人の特徴はしっかり覚えておきましょう。
海外での仕事の始め方【5ステップ】
それでは、これから海外で働きたい人が行動すべきアクションプランをお伝えしていきます。
やることは非常にシンプルで、以下の5つの手順で準備を進めていきましょう。
ステップ①: 住みたい国を決める
ステップ②: 住みたい国のビザ、就職情報を集める
ステップ③: 並行して英語学習を進める
ステップ④: 現地での働き口を決める
ステップ⑤: 現地視察、ビザ取得、賃貸契約
それでは、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
ステップ①: 住みたい国を決める(現地視察)
海外移住のステップの1つ目ですが、まずは「自分の住みたい国」を決めましょう。
世界は広いので、なかなか1つの国に絞れない人も多いかもしれませんね。
また時間とお金に余裕があれば、実際にいくつか気になる国をピックアップして、その国を旅行がてら訪れてみる事をオススメします。
そして、自分の肌に合う国をいくつかピックアップしてみると良いでしょう。
ステップ②: 住みたい国のビザ、就職情報を集める
移住先候補をいくつかピックアップできたら、次に「住みたい国のビザ、就職情報」を集めます。
特に、ビザ関連には時間を要するものもあるため、しっかり事前調査が必要です。
せっかく住みたい国が決まったのに、ビザが取得出来ないようなら海外移住は叶いません。
各国の大使館のホームページの最新情報をしっかり見て準備を進めましょう。
また、現地で働くには就職先を見つける必要があります。
現地の就職先を見つけるには、海外就職専門のエージェントに登録するのが便利ですよ。
登録しておくだけで、良い求人情報がないか最新のものをチェックすることができます。
希望の条件に合う求人を見つけたら、迷わずチャレンジしてみましょう。
・doda(デューダ):業界最大級の求人サイトで海外求人も豊富
・リクルートエージェント:国内の外資系企業・グローバル企業の求人多数
・カモメアジア:東南アジア向け転職サイト
ステップ③: 並行して英語学習を進める
海外移住の準備として並行して進めておきたいのが、「英語学習」です。
海外に出たら現地語、もしくは英語を使う必要があります。
さらに、海外暮らしでは予想できないようなトラブルやハプニングが必ず起こります。
その際に、全て自分で解決する必要があるんですね。
英語が話せないと、自分が損をしてしまったり危険な目に遭うこともあるかもしれません。
英語は海外で生きていくための大きな武器となるので、必ず日本にいるうちから勉強をしておくといいですよ。
英語を話せないで海外移住するのは、戦場に武器を持たずに向かうようなもの。
今からできる事をしっかり取り組み、サバイバル英語を身に付けましょう。
ステップ④: 現地での働き口を決める
海外移住に向けて準備が整ってきたら、いよいよ「現地での働き口」を見つけます。
最近では、海外の企業でもオンライン面接を日本から受けることが可能です。
そのため、内定を貰うまで全てオンラインで完結できる会社もあるようです。
そうなると、海外就職面接のハードルも一気に下がりますよね。
しかし、ここで1つ注意して欲しい点は、採用された場合に必ず「ビザのサポート」があるのかもきちんと確認することです。
なかには、ビザサポートを一切行わない悪い会社もあるので、せっかく現地渡航してもビザが降りずに泣く泣く帰国するハメに…。
そうならないためにも、しっかりとビザサポートのある会社を選ぶといいですよ。
そして、常に最新の採用情報をチェックしつつ、チャンスがあれば思い切って応募してみましょう!
ステップ⑤: ビザ取得、賃貸契約
無事に就職先が見つかったら、いよいよ最終準備です!
この段階で、できれば現地で借りる物件選びも進めておきたいところ。
物件選びも、ぜひ現地へ行って自分の目で確かめることをおすすめします。
特に、家だけでなくその周辺のエリアの治安や雰囲気も把握しておくと良いでしょう。
特に、夜の雰囲気はしっかりチェックしておくに越したことはありません。
また、国の情勢は変わりやすいため、「外務省 海外安全ホームページ」で最新情報を押さえておいて下さいね。
海外で働く前に知っておきたい注意点
海外で働く際には、日本とは文化や価値観が違うことを理解しなければなりません。
「郷に入れば郷に従え」と言う有名なことわざがありますが、まさにその通り。
ここでは、【海外で働く前に知っておきたい注意点】をお伝えしていきます。
・語学は絶対にやっておいた方がいい
・自己アピールは必須
・差別意識や宗教的タブーを理解する
語学は絶対にやっておいた方がいい
まず、せっかく海外で働くなら語学はきちんとやっておいた方がいいです。
なぜなら、現地で働く際には、必ず現地の人とコミュニケーションを取る必要があるからです。
海外という慣れない環境のなかで働く時に、できるだけ早く職場に馴染むにはコミュニケーションが必須ですよね。
日常英会話はある程度話せるようになれば、同僚とも信頼関係を築くことができますよ。
どれくらいの英語力が必要かは、仕事内容によります。
詳しくは、別記事「【知らなきゃ損する】海外移住に必要な英語力と効率的な勉強方法」を参考にしてみて下さいね。
自己アピールは必須
日本では前に出ることよりも、協調性を大切にする方が重視されている文化です。
しかし、それでは海外で通用しません。
海外では、積極的に自己アピールしないと上司から評価されません。
きちんと「自分はこれだけのことが出来る!」と、ガンガン前に出て行かなければなりません。
もちろん、何か不満があれば論理的に相手に説明して納得してもらうことが必要です。
「交渉が苦手」とは言っていられないのが海外の職場です。
差別意識や宗教的タブーを理解する
ニューヨークやロンドン、パリなど欧米の大都市は、日本の大都市に比べると多種多様な人が働いています。
そのため、差別や労働者保護に関する法規が複雑になります。
知らないうちに法規を犯してしまうことがない様に、差別や宗教的なタブーに気を使わなければなりません。
まとめ:キャリアは今からでも変えられる!
いかがでしたか?
海外で働くイメージは持てましたか?
「海外で働く=難しい」というイメージも強く、尻込みする人はものすごく多いような気がします。
しかし、案外「とりあえずやってみよう!」という勢いで外に出てみるのもアリかもしれません。
日本人は世界的に見ても真面目で勤勉な国民です。
きっと、日本で仕事を続けてこれた人なら海外では普通に大活躍できるはずです(笑)
あとは「語学」をどうにか伸ばしていければ、海外で働くという夢の実現もすぐそこですよ。
日本でできる限りの準備をして、人生を180度変えるための第一歩を踏み出しましょう!