こんな疑問に答えます。
人生100年時代だと言われている今、若者を中心に海外思考の人は増えつつあります。
それもそのはず。
少子高齢化が深刻化した日本は、ここ30年間で給料が上がらず経済も低迷しているため、このまま日本だけでキャリアを積むことがリスクになっているからです。
特に、20代の若者はこの深刻な問題から逃げ切ることができない世代。
若いうちから海外に出てキャリアを積むことで、将来の自分の可能性を広げていくことが大切です。
しかし、英語がネックになり、なかなか海外就職の第一歩を踏み出せずにいる人も多いはず。
そこで、本記事では【英語が話せないけど海外で働ける?】という気になるテーマを深堀して徹底解説します。
あわせて、「海外で働く方法」や「英語が話せなくても海外で働ける仕事」、「海外で働く具体的な手順」まで、実際に行動に移せるような内容になっています。
海外就職を考えている20代のビジネスマンにこそ見て欲しい内容です。
今後のキャリア形成で「海外で働く」という選択肢を持ち、広い世界へ羽ばたきましょう!
・現役キャビンアテンダント
・今まで訪れた国は30カ国以上
・海外ホームステイ7カ国(タンザニア、ベトナム、アルメニア、ネパール、ウズベキスタン、イラン、セネガル)とフィリピン留学を経験。
・趣味は海外旅行と英語学習。240時間以上オンライン英会話を続けている
・将来の夢は「家族で世界一周」
英語が話せなくても海外で働ける?【結論:20代なら余裕です】
結論からいうと、英語が話せなくても20代なら余裕で海外で働くことができます。
なぜなら、20代であれば「ワーキングホリデー」とが利用できるからです。
ちなみに、ワーキングホリデーとは、海外で語学などを学びつつ就労ができるビザのことで20代のみ利用が許された特権ビザになります。
この制度を使わない手はありませんよね。
ちなみに現在、日本人がワーキングホリデービザを利用できる国は29カ国にものぼります。
オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チェコ、チリ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ、イタリア、フィンランド、ラトビア
上記の国々は日本人がワーキングホリデーで滞在できる国となりますが、ヨーロッパ圏や北米、アジア、オセアニアなど多様な国々から好きな国を選ぶことができます。
言語や文化など、自分の興味のある国を自由に選択できるのは素晴らしいですよね。
とはいえ、
と不安に感じる人もいるでしょう。
確かに、せっかく海外に行っても、中途半端に語学を学んでジャパニーズレストランで働くだけではキャリアにプラスにはなりません。
ワーキングホリデーに出掛ける前に、英語をしっかりブラッシュアップしてから、現地で英語を使う仕事に就くといった工夫が必要です。
そして英語でビジネスができれば、現地でそのまま就労して海外でキャリアを積むことも可能になります。
そこまでのレベルを目指すつもりでワーキングホリデーを利用すれば、あなたの未来はきっと切り拓かれていくでしょう。
私はもう33歳になってしまったので、このワーキングホリデー制度を使うことはできませんが、今だに挑戦しなかったことを後悔しています。
この素晴らしいビザは、20代しか手に入れることができない黄金のチケット。
このチャンスを活かすかどうかは、あなた次第です。
「失敗したらどうしよう…」と怖くなる気持ちも分かりますが、今は人生100年時代です。
20代なんてまだまだ若いですし、むしろそのエネルギーを使って何でもチャレンジすべきです。
『失敗をしない人生こそ、最大の失敗である』という、本田技研工業の創業者である本田宗一郎氏の有名な言葉を知っているでしょうか。
失敗を恐れて何もせず、死ぬまで後悔をする人生を選ぶか、それとも失敗したけど自分のやりたいことをやった人生のどちらを選びますか?
きっと後者の方が、賢い選択です。
しかも、あなたが「失敗」だと思っていても案外それは学び・経験として「人生の糧」となることの方が多いでしょう。
20代が海外で働く6つの方法
20代が海外で働く方法は、なにも「ワーキングホリデー」だけではありません。
ここでは、【20代が海外で働く6つの方法】を紹介します。
以下の方法で、あなたらしい働き方を実現できる道を探してみましょう。
①海外の現地採用
②海外駐在員
③フリーランスで働く(ノマド)
④青年海外協力隊(JICA)
⑤起業
⑥ワーキングホリデー
①海外の現地採用
まず、海外移住する方法の1つが「海外の現地採用」です。
海外の現地採用は、言葉通り“海外の会社に直接雇用されること”を指します。
しかし、一口に「海外現地採用」と言っても3つの採用方法に分かれます。
①日系企業の海外支店
②海外の外資系企業
③海外の現地企業
この3つのうち、実は難易度が一番低いのが「①日系企業の海外支店に勤務すること」なんですね。
例えると、『ソニーの海外支店(ベトナムフィリピン、タイなど)で働く』といったイメージです。
なぜ、日系企業の海外支店で働きやすいのかと言うと、海外の日系企業では「日英でコミュニケーションができる人材」が求められているからです。
というのも、日系企業の海外支社には日本人が駐在しているケースがほとんどで、海外駐在員は現地で極力日本語を話せる人と仕事をしたいと考えているからなんですね。
反対に、「②海外の外資系企業」や「③海外の現地企業」の場合、難易度はグッと上がります。
日本人が海外で採用されるには、現地の人を超える「専門性」や「マネジメント力」などがなければ難しくなります。
例えば、日本で外国人が日系企業に内定を得ることを考えると分かりやすいですね。
外国人を採用している日系企業はかなり限られていますし、あったとしても狭き門で、よほど優秀な人材でないと入れませんよね。
海外就職でも、それと同じことが言えます。
しかし、海外就職を経験することでグローバル人材になることができ、ゆくゆくキャリアアップに繋がる可能性があります。
そして、少なからず現地の人と仕事をする訳なので「語学力」や「異文化対応力」も磨かれていくでしょう。
はじめの一歩を踏み出すのは怖いかもしれませんが、英語力やスキルを磨いてチャレンジしてみる価値はありますよ!
現地の企業を探す方法の1つとして、海外就職専門サポーターがいるエージェントに登録するといいでしょう。
例えば、以下のエージェントは【海外就職に強いエージェント】として有名です。
・doda(デューダ):業界最大級の求人サイトで海外求人も豊富
・リクルートエージェント:国内の外資系企業・グローバル企業の求人多数
・カモメアジア:東南アジア向け転職サイト
※いずれも相談・転職サポートは無料です。
常に最新の募集をチェックし、希望の条件が見つかったら思い切って応募してみましょう。
最近では、日本にいながらzoom面接が出来るところも多いので気軽に面接を受けれますよ。
・働く国を選べる
・語学が習得できる
・異文化理解力が身に付く
・グローバル人材になることができる
・ワークライフバランスが充実していることが多い
・ビザの取得が難しい
・ある程度語学力が必要
・語学以外に専門のスキルが求められることがある
②海外駐在員
海外移住する方法として、「海外駐在員」という方法があります。
多くは営業職・会計職・技術職・生産管理職のいずれかで、一般的には現地拠点を取りまとめる管理職として派遣されます。
駐在期間は、派遣される目的やポジションによって異なりますが、2〜5年が多いようです。
期間が終わると日本に帰国するケースと、別の国に再派遣されて海外駐在を続けるケースがあります。
もし、今働いている会社で海外駐在員を募集しているなら大チャンス。
いますぐ応募してみましょう!
もちろん、仕事の実績や語学力も加味されることから、駐在員に選ばれることは決して簡単ではありません。
だからこそ、海外駐在の給料・待遇はかなり良く、プール&ジム付きコンドミニアムで運転手が付いていることも。
海外移住者の中でも、「海外駐在員」は飛び抜けて「給与面」や「待遇面」で優れている場合が多いのです。
とは言っても、
と考える人も多いのではないでしょうか?
しかし、実はそんなことはありません!
例えば、学校の教員だって海外駐在という働き方ができるんです。
世界には駐在員の子供向けに、「日本人学校」がありますよね。
そこで働く教員は文部科学省から派遣された、教員免許を持つ教員なんですね。
なので、もしあなたが教員免許を持っているなら待遇の良い「海外駐在員」で日本人学校で働くという選択肢もありますよ。
もちろん、保育士さんも資格があれば教員と同様に海外で働くことが可能です。
そのような資格を持っているなら、海外の募集を一度調べてみるといいですね。
・グローバル人材になることができる
・会社でのキャリアアップに繋がる
・語学力の向上
・マネジメント力が上がる
・給与や待遇が良い場合が多い
・海外駐在員に選ばれることが難しい
・語学力が必要
・マネジメント力が求められる
③フリーランスで働く(ノマド)
「フリーランス(デジタルノマド)」は、最近注目を集めている海外移住の方法です。
特に、以下のようなWebで完結できる仕事であれば「デジタルノマド」になることは容易です。
・Webマーケター
・Webライター
・Webデザイナー
・エンジニア
デジタルノマドは、フリーランスとして日本企業の案件を受注してることがほとんどです。
そのため、「日本円」を有利に使える東南アジアなどの物価の安い国への移住が人気。
最近では「ジョージア」もノマドの聖地として人気を集めていますよね。
ジョージアに戻ってきました🇬🇪
今日はカフェ好きのお友達に教えてもらったお洒落なカフェで作業中💻
海外ノマドはネットさえあれば
世界中どこでも好きなところで仕事ができます✨✨
ジョージアはお洒落で空いてるカフェが多くて海外ノマドにはめちゃくちゃおすすめの国です🌏 pic.twitter.com/8AxtnbFb32— ユリエ@海外在住Webデザイナー (@nomad_yuri) March 31, 2024
デジタルノマドは、場所や時間に縛られない新しい働き方と言われています。
スキルがある方なら、ノマドワーカーとして旅するように生きてみませんか?
・好きな国に住める
・旅するように自由に生きれる
・時間や場所に縛られない
・面倒な人間関係のストレスから解放される
・自己管理能力が必須
・急に寂しくなることがある
・現地の人と接点を持ちづらい
④青年海外協力隊(JICA)
海外移住する方法は、何も働くことだけではありません。
“ボランティア活動”で海外に住む方法もあります。
例えば、「青年海外協力隊」に参加するのはいかがでしょう?
青年海外協力隊とは、社会的課題のある途上国に住みながら支援を行うボランティア団体のことを指します。
もちろん、現地派遣までにはきちんとした語学研修が受けられたり、現地生活費は出して貰えます。
そして、何よりも現地で困っている人々をサポートするため、やりがいを感じられるでしょう。
私の友人も、何人か青年海外協力隊で活躍していました。
ある友人はアフリカのブルキナファソへ、またある友人は中東ヨルダン、別の友人はスリランカで人々の役に立つことをしています。
「誰かの役に立ちたい」、「海外に住むだけでなく、人と違う経験を積みたい」と思っている方がいたらチャレンジしてみませんか?
途上国支援では、今までの常識や価値観がガラッと変わり、人として豊かになることができるはずです。
・人助けができる
・やりがいがある
・現地の人々と深く繋がりができる
・現地語をマスター出来る
・派遣国は選べない
・基本的には開発途上国へ住むことになる
・任期が決まっている
・移住先のインフラが整っていないことがある
⑤起業
海外移住する方法に、「起業」も1つの選択肢であることをご存知でしょうか?
「起業なんて私には無理だ…」と諦めている人も多いですが、1人で行う個人事業主でもOKです。
例えば、Webライターの延長で起業する人もいますし、ヨガインストラクターとして活躍している人などさまざまです。
海外起業の場合、ビザの取得や銀行口座の開設、必要に応じて物件を借りる必要があるので少しハードルが高く感じるでしょう。
英語が得意なら現地で全ての手続きも可能ですが、英語に不安があるならエージェントに力を借りましょう。
「日本より税金の安い国」を移住先に選ぶことで、ガッツリお金を守ることができるはずです。
最近では「ドバイ」や「シンガポール」が人気ですが、「オランダ」は個人事業主ビザが簡単に取れるので穴場の移住先だったりもしますよ。
・未開拓の市場に挑戦できる
・節税につながる
・市場規模が大きく、チャンスも大きい
・その国のビジネス文化やマナーを理解する必要がある
・手続きが思うように進まないこともある
・人件費が高くなることがある
⑥ワーキングホリデー
前の章でも取り上げた「ワーキングホリデー」は、20代だけが学びながら海外就職を叶えられる夢のチケットです。
協定を結んでいる国で語学を学びながら働けるため、語学の習得と海外就労経験という2つの目的を同時に叶えることができます。
ワーキングホリデーを使える国は限られてしまいますが、その中でも自分が関心のある文化を持つ国を選びましょう。
オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チェコ、チリ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ、イタリア、フィンランド、ラトビア
なかでも、最近のトレンドは「オーストラリア」。
日本に比べて最低賃金が2倍以上に設定されているため、手元に残るお金を増やすことができるからです。
しかも、オーストラリアは移民国家でもあり、英語圏。
多様性や言語を学ぶにはとても良い環境であることに違いありません。
とはいえ、ワーキングホリデーで行ける国は上記のように多様です。
自分の興味のある国、文化に触れてみたいと思えるような国へワーキングホリデーに出てみることをおすすめします。
・20代であれば誰でもビザを貰える
・語学を学びつつ、現地で働くことができる
・上手くいけばそのまま現地就労できる可能性もある
・きちんと準備しないとただの「バケーション」になる
・行ける国が限られる
英語が話せなくても海外で働ける仕事7選
20代が海外で働く場合、働き方や仕事内容など幅広い選択肢があるでしょう。
しかし、どうしても「英語力」がネックになって一歩が踏み出せないでいませんか?
そこで、ここからは【英語が話せなくても海外で働ける仕事7選】を紹介します。
英語が苦手でも、まずは飛び込んでみることが大事です。
以下の7つの仕事であれば、英語が話せなくても挑戦できる仕事です。
まずはそのような仕事から始めて、徐々に英語を学んでいくのもいいかもしれませんね。
1.教師
2.ウェイター
3.調理師
4.清掃員
5.日本人向けツアーガイド
6.日系企業の営業職
7.コールセンター
1.教師
英語が話せなくても海外で働ける仕事の1つとして、「教師」があります。
教師といえば小学校〜高校までの教師を思い浮かべる人も多いはず。
もし、あなたが現在教員免許を持っている、もしくは昔教員として働いていた経験があれば「教師」として日本人学校の先生にチャレンジして見ませんか?
世界には、あらゆる場所に「日本人学校」があります。
現地で生活する駐在員の子どもたちが日本人学校に通うため、「日本人相手に日本語で」授業を行います。
そのため、仮にあなたが英語を話せなくてもさほど問題になりません。
実際、日本人学校の教員になるには採用試験を受けなければなりませんが「英語力」は問われないと言われています。(※北米エリアを除く)
もし、あなたに教えられる専門分野があれば挑戦してみる価値はあるでしょう!
ちなみにですが、海外日本人学校の教師になるには「文部科学省の採用」と「海外子女教育復興財団」の2つの募集があります。
文科省と海外子女教育復興財団でも採用までの手段や待遇も異なってくるため、事前にサイトなどを確認しておくといいですよ。
また、教員免許を持っていないけど海外で教えたいと考えているなら「日本語教師」という選択肢もあります。
日本語教師は、現地の外国人の生徒に日本語を教える仕事です。
現地にいる日本に興味のある学生が生徒になるので、現地の人々と深く関わることができる点が魅力です。
海外では、日本のアニメや食などに憧れを持つ人も多いので、「日本人講師」として海外で働くのも面白いかもしれませんね。
しかし、日本語教師になるには「資格」が必須となります。
仕事をしながらでも通信教育で資格取得ができるので、日本語教師になるためのコースで学ぶと良いでしょう。
ヒューマンアカデミー 日本語教師養成講座2.ウェイター
英語ができなくても「ウェイター」であれば海外でも挑戦しやすい仕事です。
特に、海外では日本食がブームとなっており、世界中に日本食レストランがオープンしています。
そのようなジャパニーズレストランでは、経営者が日本人である場合も多く、日本人は雇ってもらい易いと言います。
もちろん、お客様は日本人だけでなく現地の外国人の場合もあるでしょう。
しかし、オーダーを取るのは決まったフレーズさえ覚えてしまえば、あとは注文を取って厨房へ伝えるだけなのでさほど高い英語力は求められません。
May I take your order?(ご注文はお決まりですか?)
Here are today’s specials.(こちらが本日のおすすめです。)
Is that everything for now?(ご注文は以上でよろしいですか?)
「英語が話せないけどとにかく海外で働きたい!」という人は、「ウェイター」から始めてみるのもいいかもしれませんね。
3.調理師
英語ができなくても働ける仕事で、最近注目を集めているのが「調理師」です。
特に、「寿司職人」は世界中から引っ張りだこで、日本にいる時よりも高額のオファーで仕事をもらえることがあるようです。
実際、日本の寿司職人と海外(欧米圏やオーストラリアなど)の寿司職人の平均年収は倍以上となっています。
・日本の寿司職人平均年収:430万円
・海外の寿司職人平均年収:1000万円〜
そのため、日本の寿司アカデミーでは海外で稼ぐために寿司職人になりたい生徒で入学待ちになっているそうです。
もちろん、日本の居酒屋などで厨房(キッチン)の経験がある人もチャンスです!
海外では日本食を味わえる居酒屋レストランも人気があります。
日本食レストランでは、やはり日本人の調理師を雇いたがります。
だって、現地の外国人が握る寿司屋と日本人が握る寿司屋なら、圧倒的に後者の方がいいはずです。
調理師の場合はほとんど英語を使わないので、料理の腕さえあれば日本より稼げる可能性が高い仕事ですよ。
4.清掃員
英語ができなくても海外で働きやすい仕事として「清掃員」という選択肢があります。
海外のホテルや空港、パートナーなどは常に清掃員を募集しています。
私はキャビンアテンダントなのでよく見かけるのですが、日本の空港やホテルの清掃員って実は海外から出稼ぎに来ている外国人がほとんどなんですよね。
なぜなら、清掃員の仕事はコミュニケーションを必要としないので、言語ができなくても仕事ができるからです。
そのため、日本語が得意でない外国人でも働くことができるんですね。
この逆も然りで、海外でも英語が話せなくても清掃の仕事ならチャレンジしやすいはず。
もし、英語に自信がなくても、「清掃員」として働くという選択肢もありますよ。
5.日本人向けツアーガイド
英語を話すことができないけど、接客やおもてなしが好きなら「日本人向けツアーガイド」がピッタリかもしれません!
海外では一定数日本人旅行者がやってきます。
その際に、現地を日本語で案内する日本人向けツアーガイドなら楽しみながら仕事をすることができるでしょう。
しかし、まずは現地に慣れ、その国の文化や歴史を学ぶ必要があります。
また、日本人向けのツアーガイドなので日本語を使って仕事をしますが、現地のお店やレストランで交渉などがしやすいよう語学も学ぶと尚良いです。
また、ツアーガイドとして活躍して行くなら「旅程管理主任者資格(国内・総合)」の資格を取得しておく良いでしょう。
旅程管理主任者資格(国内・総合)とは、観光庁長官の登録を受けた機関が実施する試験に合格すると取得できる資格です。
旅程管理主任者の研修は誰でも受けられます。ツアーガイドを目指すのであれば、勉強時間を確保できるうちに取り組むといいですよ。
ヒューマンアカデミー「海外では孤独になりやすい」と言われていますが、ツアーガイドなら常に日本人観光客を相手に仕事をするので孤独感も感じづらいと言います。
接客が好きな人ならとてもやりがいのある仕事なので、ぜひ挑戦してみて下さいね!
6.日系企業の営業職
意外と知られていませんが「営業職」は海外でも活躍できる仕事です。
もし、現在営業職をやっている、もしくは営業経験がある人は海外の日系企業に応募してみる価値がありますよ。
もちろん、なかには現地の人と交渉する仕事もあるため、高い英語力を求められる求人もあります。
しかし、顧客もが日系企業であれば、日本語で法人の担当者と連絡を取り、市場調査や販売計画、プロモーションなどを行うことになるでしょう。
実際に求人をみると、営業職の募集が多いので驚くかもしれませんね。
・doda(デューダ):業界最大級の求人サイトで海外求人も豊富
・リクルートエージェント:国内の外資系企業・グローバル企業への求人多数
・カモメアジア:東南アジア向け転職サイト
また、営業未経験者でも募集が多いのもポイント。
まずは求人サイトを見て良さそうな求人を見つけることから始めてみましょう!
7.コールセンター
英語ができなくても海外で働ける仕事として「コールセンター」の仕事があります。
コールセンターでの仕事は主に東南アジア(フィリピンやマレーシア)などの求人が多いですが、仕事をしながら語学研修を受けれる場合があります。
普通なら、働きながら語学学校に通って英語を勉強するのは経済的にも時間的にも難しいですよね。
しかし、フィリピンのように語学学校が多く集まっている国であれば、1日1〜2時間フィリピン人講師からレッスンを受けることができるのも魅力です。
「今は英語が話せないけど、ゆくゆくは英語力をつけて英語でビジネスをしていきたい!」と考える人には、そのようなレッスンが付いているコールセンターで働くことは一石二鳥ですよね。
仕事をしてお金をもらいながら語学を学べる環境がなかなか貴重です。
興味がある人はぜひ「コールセンター」の仕事を探してみて下さいね。
年収が大幅UP?!海外就職で「英語」を学ぶべき理由
「英語が話せなくても海外で働けるなら、別に今から英語を勉強しなくてもいいじゃない?」と思うかもしれません。
とはいえ、せっかく世界に出るなら日本語の殻に閉じこもるのはもったいないですよ!
将来のキャリアを考えて海外経験を積むのであれば、確実に英語の方が得られるものも多いはず。
それに、日本語だけでできる仕事の多くは単純作業だったり、低賃金であることも多いのが現実です。
あなたが海外で何か特別な経験を得たいと感じているなら、迷わず英語を学びましょう。
それはあなたのスキルになりますし、そのスキルは様々な所で役に立つでしょう。
これから日本は少子高齢化の時代に突入します。(というか、もう突入していますね)
その影響で、今後の日本人は外国人労働者と働くのが当たり前の光景になるでしょう。
そのような社会では、確実に「外国人をマネジメントする能力」が求められます。
海外で働いた経験のある人材は、企業から見て希少価値の高い人材であり、年収も必然的に上がっていくはずです。
そのようなキャリアを描くためにも、まずは英会話を学んでおきましょう。
英語を身に付ける手段としておすすめなのが、「オンライン英会話」です。
私もオンライン英会話で毎日レッスンを受けて英語に磨きをかけていますが、英語は話さないと覚えられません。
学校教育のように机上で文法書や単語を眺めているだけでは、英語って話せるようにはならないんですよね。
以下の「【超初心者向け】おすすめのオンライン英会話ベスト3!【体験談あり】」では、初心者でも始めやすいオンライン英会話を紹介しているので、良かったら参考にしてみて下さいね。
また、海外で活躍したいと考えているなら「英語」に加えて「専門スキル」を付けることも大切です。
難しいスキルでなくてもいいので、あなたが他の人より「できること」を探して極めてください。
例えば、
・デザインスキル
・ライティングスキル
・料理スキル
・ヨガのスキル
・マッサージetc…
なんでも構いません!
1つでも飛び抜けたスキルがあるなら、海外での働き口を見つける際の選択肢が広がるでしょう。
例えば、あなたが既に英語が話せて公認会計士になる勉強をしていたとしましょう。
もし、公認会計士になることができたら、「米国公認会計士」のように海外で活躍することも夢ではありません。
「英語×誰にも負けないスキル」を持つことで、あなたの海外での活躍の場も広がり、お金も後からきっと付いてきます。
どうか、常に自分を磨いていくことを忘れず挑戦し続けてくださいね。
海外で働くのに必要な英語力と学習方法
という疑問をお持ちの人も多いかと思います。
そこで、【海外で働くときに必要な英語力と学習方法】をざっくりお話ししていきます。
結論から言うと、日系企業か外資系企業か、もしくは職種によって求められる英語力は大きく異なります。
海外での働き先 | 目標レベル/学習方法 |
---|---|
現地の日系企業で働くor 英語をほとんど使わない仕事 | 目標レベル:基本的な日常英会話(TOEIC450~600) 学習方法:基礎文法の参考書や単語帳で中学校までの基礎を復習。 さらに、インプットオンライン英会話でアウトプットをする。 |
外資系企業で働く | 目標レベル:ビジネス英会話+流暢な日常英会話レベル(TOEIC800〜/IELTS6.5以上) 学習方法:オンライン英会話などでビジネス英語を学ぶ。 時間とお金に余裕があればフィリピン短期留学orコーチングを利用すると効率アップ。TOEICやIELTSの資格に挑戦するのも1つ。 |
このように、就職先や職種によって英語力の到達点が変わるので、学習方法も目標値によって異なります。
具体的な勉強方法を知りたい方は、別記事「【知らなきゃ損する】海外移住に必要な英語力と効率的な勉強方法」で、詳しく解説しています。
良ければ参考にしてみて下さいね。
日本人が働きやすい国ランキング!ベスト3
いつか海外で働きたいと思っても、どこの国で働くべきか迷うことも多いでしょう。
移住国選びは、あなたの人生を大きく左右する重要な決断でもあります。
国選びを間違えてしまうと、そもそも求人が見つからないといったこともあるかもしれません。
そこで、ここでは海外移住初心者向けに【日本人が働きやすい国ランキング!ベスト3】を紹介します!
ぜひ、移住先選びの参考にしてみて下さいね。
1.タイ
2.フィリピン
3.オーストラリア
1.タイ
海外で働くのにおすすめの国の1つ目は、微笑みの国「タイ」です。
タイは日系企業も多く進出しており、周辺国と比べると圧倒的な求人募集があります。
募集されている仕事内容も、営業職からエンジニア、オペレーターなど幅広く、働くチャンスが多い場所でもあります。
「とにかく海外で働いてみたい!」という方は、タイに来て就職先を探すといいでしょう。
また、タイは”微笑みの国”と呼ばれているように、親切な人が多いことでも有名ですよね。
そのため、何か困ったことがあっても助けてくれる人も多いので、初めての海外移住でも現地に馴染みやすいでしょう。
もちろんタイには「日本人コミュニティー」もしっかりあるので、日本人同士で情報交換を行ったり助け合うこともできます。
初めての海外移住で孤独を感じて帰国してしまう人が多いなか、日本人コミュニティーが強いタイは初心者でも住みやすい国だと言えます。
また、タイの魅力は「物価の安さ」にもあります。
最近ではバンコクを中心に徐々に物価も上がってきてはいるものの、郊外になれば日本よりもお金をかけずに暮らすこともできます。
さらに、タイは観光地としても世界中から人気を集めている国でもあります。
ビーチリゾートや歴史的建造物などの見所も多く、長期滞在しても飽きないのも魅力です。
どこの国で働くか迷ったら、「タイ」を候補に入れてみてはいかがでしょう?
2.フィリピン
南国のリゾート地「フィリピン」も初めての海外移住にオススメできる国です。
フィリピンは、今まさに経済発展を遂げている勢いのある国です。
日本からも多数の企業が進出しており、働き手が足りない状態です。
そのため、フィリピンでは比較的仕事を見つけやすいと言えるでしょう。
また、フィリピンは日本から飛行機で約4時間と距離的にも近く、何かあればすぐに日本へ帰れるという心理的安心感もあります。
さらに、フィリピンは語学留学先としても人気の国なので、「英語力」を伸ばしたい人にも非常におすすめです。
フィリピンの求人の中には、「1日に1〜2時間のフィリピン人との語学レッスン」がついているところもあります!
働いてお金を貰いながら語学を学べるなんて、恐らくフィリピンでしかできないことでしょう。
さらに、フィリピンは物価が非常に安いため、数万円の家賃でジム・プール付きのコンドミニアムに住むことも可能です。
日本で同じようなタワマンに住むと、想像できないくらいお金がかかりますよね。
日本にいるよりも贅沢な暮らしができるので、今よりも余裕を持った暮らしをしたい方には理想の場所ではないでしょうか?
3.オーストラリア
海外で働くのにおすすめの国の3つ目は「オーストラリア」です。
オーストラリアは今まさに「日本人の出稼ぎ先」として非常に注目されている国です。
日本と比べると最低賃金が高く、同じ仕事内容でも2倍〜3倍稼げるとも言われています。
日本の最低賃金 | 1,004円(全国平均) |
---|---|
オーストラリアの最低賃金 | 21,38オーストラリアドル(2,160円) |
そのため、「海外で稼ぎたい」と考えている人にはオーストラリアは有力な候補だと言えるでしょう。
また、オーストラリアは世界中から移民が集まる「移民国家」でもあります。
そのため、さまざまな人種が入り混じっているためさまざまな国の文化・価値観が学べます。
世界中から集まった人々と交流することも海外移住の醍醐味ではないでしょうか?
また、オーストラリアには日本食レストランも多いため、日本食のウェイター・調理師として仕事を見つけやすいかもしれませんね。
また、ワーキングホリデーで海外に行く場合は基本的に1年になります。
しかし、条件を満たせば期間を延長してさらに長く海外生活を楽しむことができる国もあります。
特にオーストラリアでは、追加の条件を満たすことで最大3年まで滞在が可能になるケースがあります。
・88日間の有給労働経験があること
・農場や畜産、園芸、植林など第1次産業の仕事に従事した実績が必要
・オーストラリア全土での就労が認められていること
・特定の地域や職種に限定されない
・優良な申請者であること
・ビザ条件違反がないこと
・十分な健康保険や生活費が確保されていること
・延長申請は現行ビザの有効期限内に行う必要がある
・延長申請には所定の手数料が必要
どうでしょう?
ワーキングホリデー期間中に農場などの第一次産業で働くことが必須ですが、そんなに難しい条件ではないはずです。
ぜひ、この制度を活用してオーストラリアで有意義な海外経験を積みましょう!
20代が海外で働く具体的な手順【5つのステップ】
ここからようやく、これから海外で働きたい人が行動すべきアクションプランをお伝えしていきます。
やることは非常にシンプルで、以下の手順で準備を進めていきましょう。
ステップ①: 住みたい国を決める
ステップ②: 住みたい国のビザ、就職情報を集める
ステップ③: 並行して英語学習を進める
ステップ④: 現地での働き口を決める
ステップ⑤: 現地視察、ビザ取得、賃貸契約
それでは、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
ステップ①: 住みたい国を決める(現地視察)
海外移住のステップの1つ目ですが、まずは「自分の住みたい国」を決めましょう。
世界は広いので、なかなか1つの国に絞れない人も多いかもしれませんね。
そんな時は、本記事の「日本人が働きやすい国ランキング」を参考にして下さいね。
また時間とお金に余裕があれば、実際にいくつか気になる国をピックアップして、その国を旅行がてら訪れてみる事をオススメします。
そして、自分の肌に合う国をいくつかピックアップしてみると良いでしょう。
ステップ②: 住みたい国のビザ、就職情報を集める
移住先候補をいくつかピックアップできたら、次に「住みたい国のビザ、就職情報」を集めましょう。
特に、ビザ関連には時間を要するものもあるため、しっかり事前調査が必要です。
せっかく住みたい国が決まったのに、ビザが取得出来ないようなら海外移住は叶いません。
各国の大使館のホームページの最新情報をしっかり見て準備を進めましょう。
また、現地で働くには就職先を見つける必要があります。
現地の就職先を見つけるには、海外就職専門のエージェントに登録するのが便利ですよ。
登録しておくだけで、良い求人情報がないか最新のものをチェックすることができます。
希望の条件に合う求人を見つけたら、迷わずチャレンジしてみましょう。
もしくは、あなたがワーホリを使って海外に行くのであれば、ワーホリ専門のエージェントに相談してみるのもおすすめですよ。
キャリアにつながる留学・ワーホリプランを格安でプランニング|夢カナ留学ステップ③: 並行して英語学習を進める
海外移住の準備として並行して進めておきたいのが、「英語学習」です。
海外に出たら現地語、もしくは英語を使う必要があります。
さらに、海外暮らしでは予想できないようなトラブルやハプニングが必ず起こります。
その際に、全て自分で解決する必要があるんですね。
英語が話せないと、自分が損をしてしまったり危険な目に遭うこともあるかもしれません。
英語は海外で生きていくための大きな武器となるので、必ず日本にいるうちから勉強をしておくといいですよ。
英語を話せないで海外移住するのは、戦場に武器を持たずに向かうようなもの。
今からできる事をしっかり取り組み、サバイバル英語を身に付けましょう。
ステップ④: 現地での働き口を決める
海外移住に向けて準備が整ってきたら、いよいよ「現地での働き口」を見つけます。
最近では、海外の企業でもオンライン面接を日本から受けることが可能です。
そのため、内定を貰うまで全てオンラインで完結できる会社もあるようです。
そうなると、海外就職面接のハードルも一気に下がりますよね。
しかし、ここで1つ注意して欲しい点は、採用された場合に必ず「ビザのサポート」があるのかもきちんと確認することです。
なかには、ビザサポートを一切行わない悪い会社もあるので、せっかく現地渡航してもビザが降りずに泣く泣く帰国するハメに…。
そうならないためにも、しっかりとビザサポートのある会社を選ぶといいですよ。
※ワーキングホリデーで海外へ行く場合なら問題ありません。
そして、常に最新の採用情報をチェックしつつ、チャンスがあれば思い切って応募してみましょう!
ステップ⑤: ビザ取得、賃貸契約
無事に就職先が見つかったら、いよいよ最終準備です!
この段階で、できれば現地で借りる物件選びも進めておきたいところ。
物件選びも、ぜひ現地へ行って自分の目で確かめることをおすすめします。
特に、家だけでなくその周辺のエリアの治安や雰囲気も把握しておくと良いでしょう。
特に、夜の雰囲気はしっかりチェックしておくに越したことはありません。
また、国の情勢は変わりやすいので「外務省 海外安全ホームページ」で最新情報を押さえておいて下さいね。
まとめ:英語が話せれば良い仕事をゲットする確率は20倍?!
いかがだったでしょうか?
20代は可能性に溢れ、何事にもチャレンジするのに最適なゴールデンエイジです。
体力も意欲もある20代で挑戦しないで、いつ挑戦しますか?
「20代の時に海外に出ていればなぁ…」と冴えない顔をした中年サラリーマンにならないためにも、やりたいことを全てやり尽くし、後悔のない人生を送りたいものです。
そのキーとなるのが、ズバリ「英語」です。
実は、全世界で日本語を話す人はたった1.7%にすぎません。
一方、世界で英語を話す人の人口は25%にものぼります。
これは単純に計算しても、英語が話せれば20倍ものチャンスを掴むことになります。
例えば、
・自分に合う企業を見つける可能性が20倍
・気の合う仲間と出会える可能性も20倍
・理想のパートナーに会える可能性も20倍
こんな感じで、英語をマスターするだけで、驚く程チャンスを掴みやすくなるのが現実です。
さぁ、いつまでも悩んでないで今日から英語学習を始めて海外に出る準備をしましょう!
きっと、広い世界に出ることで、あなたの人生も豊かになっていくことでしょう。