こんなお悩みに応えます。
急速に進む円安の影響に危機感を持つ人が増えてきています。
そのため、日本人の海外移住者は過去最多になり、外貨を稼ごうと海外へ仕事を求めるのも珍しくなくなりました。
しかし、日本だけでなく海外に出て仕事をしてみたい人が沢山いるにも関わらず、多くの人が「海外移住」を躊躇してしまうのはなぜでしょう?
それは、「海外で仕事をする=難しい」と思い込んでいるからです。
英語力に自信がない、もしくは海外で仕事できるようなスキルを持っていないという理由で、一歩を踏み出せないでいる人は多いのではないでしょうか。
しかし、語学・スキルがないから海外就職・海外移住を諦めるのは、もったいないですよ!!!
実は知らないだけで、海外でも日本語のみでOK(もしくは最低限の語学力)で働ける仕事は結構あるのです。
そこで本記事では、【海外移住で日本語のみで働ける仕事】を紹介していきます。
英語力やスキルを理由に、海外移住への一歩が踏み出せない方はぜひご覧下さいね。
語学ができなくても海外で働ける?【結論:働ける】
語学力がないと海外で仕事ができないと思い込んでしまう人は多いはず。
しかし、結論から言うと語学力や資格がなくても海外で働くことは可能です。
海外で「日本語のみでOK」な求人は、実は結構あるんですよね。
なので、「語学力に自信がないから」、「特別なスキルがないから」という理由で海外移住する夢を諦めてしまうのはもったいないと思います。
日本から出て海外で働く経験は、国際感覚を養い、日本人として世界に通用する武器を見つけるチャンスになるかもしれません。
いきなり海外駐在や現地語でバリバリ働く道を目指すのではなく、まずは海外生活に慣れるためにも日本語でもOKな仕事を入り口に挑戦してみてはいかがでしょう。
次の章では、日本語だけでもOKの仕事を7つ厳選して紹介していきます。
日本語で働けるおすすめの仕事7選!
このように、まだ疑っている人もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、日系企業が多数進出している地域(東南アジアなど)では、企業進出に伴い多くの日本人も現地に移住してきます。
そうなると、日本人向けのサービスの需要も高まります。
つまり、お客さんが日本人ということは、日本語のみで仕事ができる求人も出てくるということになります。
以下は、【海外で日本語だけでも働ける仕事】で特にチャンスの多いものをまとめています。
・日本食レストランのシェフ・ウェイター
・コールセンター
・日系企業の事務職
・日系企業の営業職
・教師(保育士または幼稚園教諭を含む)
・美容師
・清掃業
それでは詳しく解説していきます。
1.日本食レストランのシェフ・ウェイター
日本食レストランブームに伴い、世界中で続々と日本食レストランがオープンしています。
そのため、現地で日本食を作るシェフやウェイターなどの求人も増えているようです。
シェフは基本的にキッチンでの仕事になるので、日本語だけでOKです。
また、ウェイターに関しては現地のお客さんが来店した場合には最低限の接客用語は覚える必要はあります。
しかし、接客は決まったフレーズを暗記すれば問題ないので、そこまで高い語学力がなくても大丈夫ですよ。
日本の飲食業で働いていた経験、接客経験があれば挑戦しやすい仕事です。
2.コールセンター
主に東南アジアでよく見かける仕事が「コールセンター」です。
コールセンターも顧客が日本人であれば、基本的に仕事は「日本語のみ」でOKです。
東南アジアでは人件費も安いため、世界中のカスタマーサポートがフィリピンやマレーシア、タイなどに集中しています。
東南アジアに移住したい人は、コールセンターで働くという選択も非常におすすめです。
3.日系企業の事務職
事務経験があるなら、海外にある日系企業の事務職として働くのも1つの選択肢です。
事務職も仕事内容は日本にいる場合とほぼ変わらないので、日本語だけで仕事することが可能ですよ。
事務の仕事が好きで、海外でも変わらない環境で働きたい人にはいい仕事です。
海外で事務職を募集するのは日系企業となるため、エージェントなどで求人がないか調べてみましょう。
4.日系企業の営業
実は海外で働けるチャンスの多い仕事は「営業職」だと言われています。
なぜなら、最近は日系企業が続々と海外進出をしています。
「SONY」や「パナソニック」をはじめ、「ユニクロ」や「ダイソー」なんかも海外で見かけることが多くなってきました。
海外にある日系企業は、現地企業・現地日系企業に営業することも多くあります。
そのため、日系企業が相手であれば「日本語」を使って営業すればいいので語学力は求められません。
しかも、営業職は未経験でも採用されやすいので、新しくキャリアを切り開いていきたい人にはおすすめですよ。
5.教師(保育士または幼稚園教諭を含む)
意外かもしれませんが、「教師」も海外で働くことができる仕事の1つです。
なぜなら、海外では必ず「日本人学校」がありますよね。
その学校で働く日本人の教師が必要なんです。
そこで、毎年文部科学省などが、日本人学校へ派遣を希望する教員を募集しています。
そこで無事採用されれば、海外に拠点を移すことができますよ。
また、幼稚園や保育園の先生も海外で就職できる仕事です。
海外でも一定数日本人向けに保育を行っている施設があります。
そういった場所では常に人が足りていないのか、幼稚園や保育園の先生の募集がかけられています。
せっかく幼稚園教諭、保育士資格を持っているなら、その資格を活かして海外に挑戦してみてはいかがでしょう。
6.美容師
こちらもあまり知られていませんが、「美容師」も海外で働きやすい仕事の1つです。
特に、日本人の美容師の腕の良さ、サービスの良さは世界的にも抜きん出ています。
現地の人へのサービスもきっと気に入ってもらえることでしょう。
また、海外に住んでいる日本人は、やっぱり美容感覚が近い日本人に髪を切ってもらいたいというのが本音です。
そのため、海外で日本人相手に商売をして活躍するのもいいでしょう。
7.清掃業
海外のホテルや空港、パートナーなどは常に「清掃員」を募集しています。
私はキャビンアテンダントなのでよく見かけるのですが、日本の空港やホテルの清掃員って実は海外から出稼ぎに来ている外国人がほとんどなんですよね。
なぜなら、清掃員の仕事はコミュニケーションを必要としないので、言語ができなくても仕事ができるからです。
そのため、日本語が得意でない外国人でも働くことができるんですね。
この逆も然りで、海外でも英語が話せなくても清掃の仕事ならチャレンジしやすいはず。
もし、英語に自信がなくても、「清掃員」として働くという選択肢はいかがでしょうか?
日本語のみでOK・資格不要な求人の探し方
仕事を見つける方法としては、
・現地で探す
・知り合いの紹介
・求人サイトに登録する
などがあります。
「現地で探す」場合には、語学力がある程度ないと求人を見つけても交渉などに苦労する場合があるので、語学に自信のない人にはあまりおすすめできる方法ではありません。
「現地に知り合いが住んでいる場合」には、知り合いの繋がりを利用して募集している仕事を紹介してもらうチャンスがあります。
しかも、紹介の場合はすでに知り合いの方と信頼関係ができているため、採用されやすいのが特徴です。
現地に知り合いがいる場合には、できる限り仕事を紹介してもらうことをおすすめします。
残念ながら、海外に頼れる知り合いがいない場合には「求人サイトに登録する方法」が一般的な方法になるかと思います。
先程紹介したような仕事で興味のあるものが見つかったら、求人サイトで実際の求人を確認してみましょう。
実際の求人を見てみることで、仕事内容・勤務時間・雇用条件・給料などをリアルにイメージすることができますよ。
・doda(デューダ):業界最大級の求人サイトで海外求人も豊富
・リクルートエージェント:国内の外資系企業・グローバル企業の求人多数
・カモメアジア:東南アジア向け転職サイト
上記3つのエージェントの登録はすべて無料です。
海外に詳しいコンシェルジュに気軽に相談できますので、ぜひ活用して下さいね。
海外での仕事の始め方【5ステップ】
それでは、これから海外で働きたい人が行動すべきアクションプランをお伝えしていきます。
やることは非常にシンプルで、以下の5つの手順で準備を進めていきましょう。
ステップ①: 住みたい国を決める
ステップ②: 住みたい国のビザ、就職情報を集める
ステップ③: 並行して英語学習を進める
ステップ④: 現地での働き口を決める
ステップ⑤: 現地視察、ビザ取得、賃貸契約
それでは、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
ステップ①: 住みたい国を決める(現地視察)
海外移住のステップの1つ目ですが、まずは「自分の住みたい国」を決めましょう。
世界は広いので、なかなか1つの国に絞れない人も多いかもしれませんね。
また時間とお金に余裕があれば、実際にいくつか気になる国をピックアップして、その国を旅行がてら訪れてみる事をオススメします。
そして、自分の肌に合う国をいくつかピックアップしてみると良いでしょう。
ステップ②: 住みたい国のビザ、就職情報を集める
移住先候補をいくつかピックアップできたら、次に「住みたい国のビザ、就職情報」を集めます。
特に、ビザ関連には時間を要するものもあるため、しっかり事前調査が必要です。
せっかく住みたい国が決まったのに、ビザが取得出来ないようなら海外移住は叶いません。
各国の大使館のホームページの最新情報をしっかり見て準備を進めましょう。
また、現地で働くには就職先を見つける必要があります。
現地の就職先を見つけるには、海外就職専門のエージェントに登録するのが便利ですよ。
登録しておくだけで、良い求人情報がないか最新のものをチェックすることができます。
希望の条件に合う求人を見つけたら、迷わずチャレンジしてみましょう。
・doda(デューダ):業界最大級の求人サイトで海外求人も豊富
・リクルートエージェント:国内の外資系企業・グローバル企業の求人多数
・カモメアジア:東南アジア向け転職サイト
ステップ③: 並行して英語学習を進める
海外移住の準備として並行して進めておきたいのが、「英語学習」です。
海外に出たら現地語、もしくは英語を使う必要があります。
さらに、海外暮らしでは予想できないようなトラブルやハプニングが必ず起こります。
その際に、全て自分で解決する必要があるんですね。
英語が話せないと、自分が損をしてしまったり危険な目に遭うこともあるかもしれません。
英語は海外で生きていくための大きな武器となるので、必ず日本にいるうちから勉強をしておくといいですよ。
英語を話せないで海外移住するのは、戦場に武器を持たずに向かうようなもの。
今からできる事をしっかり取り組み、サバイバル英語を身に付けましょう。
ステップ④: 現地での働き口を決める
海外移住に向けて準備が整ってきたら、いよいよ「現地での働き口」を見つけます。
最近では、海外の企業でもオンライン面接を日本から受けることが可能です。
そのため、内定を貰うまで全てオンラインで完結できる会社もあるようです。
そうなると、海外就職面接のハードルも一気に下がりますよね。
しかし、ここで1つ注意して欲しい点は、採用された場合に必ず「ビザのサポート」があるのかもきちんと確認することです。
なかには、ビザサポートを一切行わない悪い会社もあるので、せっかく現地渡航してもビザが降りずに泣く泣く帰国するハメに…。
そうならないためにも、しっかりとビザサポートのある会社を選ぶといいですよ。
そして、常に最新の採用情報をチェックしつつ、チャンスがあれば思い切って応募してみましょう!
ステップ⑤: ビザ取得、賃貸契約
無事に就職先が見つかったら、いよいよ最終準備です!
この段階で、できれば現地で借りる物件選びも進めておきたいところ。
物件選びも、ぜひ現地へ行って自分の目で確かめることをおすすめします。
特に、家だけでなくその周辺のエリアの治安や雰囲気も把握しておくと良いでしょう。
特に、夜の雰囲気はしっかりチェックしておくに越したことはありません。
また、国の情勢は変わりやすいため、「外務省 海外安全ホームページ」で最新情報を押さえておいて下さいね。
まとめ:せっかく海外で働くのに、「日本語のみ」で仕事をするなんて勿体無い!
いかがだったでしょうか?
日本語のみでOKな仕事って、実は意外と多いですよね。
だからと言って、ただなんとなく海外移住をして、現地でずっと日本語だけで仕事していくのはおすすめできません。
なぜなら、せっかく海外に住んでいるなら現地の人と交流する機会は持つべきだからです!
現地の人と友達になることで、多くの情報が手に入り、彼らの文化を理解することができます。
個人的に、せっかくそのような環境に身を置いたのに、そのチャンスを逃してしまうのが勿体無いと感じます。
例えば、日本語のみの環境で仕事をしていたら、日本で仕事をしている日常と対して変わらないですよね。
海外移住の入り口として、そのような環境で働くのはOKだと思いますが、慣れてきたら自分なりに努力して徐々に仕事もステップアップすべきです。
例えば、日本食レストランで働く場合は、
・休日に英語や現地語を学ぶ
・調理師免許を取ってより待遇の良いレストランに転職する
・現地で異本職レストランを開業する
など。
せっかく現地で経験を積んでも、日本に帰国してから再就職に苦労する人が多いのはスキルを身に付けず帰国してしまうからです。
人生は一度きり。
海外移住をして、現地で働くという勇気のある選択をしたあなたは本当にすごいと思います。
どうか、現地でしっかりと揉まれて、貴重な経験を積んでキャリアアップできることを願っています。