こんな人は必見です。
「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)つまり「経済的自立」と「早期退職」を実現させることを言います。
実際、欧米を中心に世界各国で「FIRE」を目指す人々が増えてきています。
今までの一般的な考え方では、定年まで会社に勤めて退職金を受け取り、老後は年金を貰いながらゆっくり過ごすといったものでした。
しかし、少子高齢化が進み経済も落ち込んでいる日本では、年金も十分に受け取れるか分からない時代へと突入してきました。
そんな時代だからこそ、早期から「経済的自立」を達成するFIREが注目されているのでしょう。
また、FIRE後には海外に拠点を移して、のんびりストレスフリーな生活スタイルを満喫する人が多いのも事実。
この記事では、FIREと海外移住を目指している方向けに【ノースキル・資産なしOK!今からできる「FIRE&海外移住」する方法】について解説していきます。
・Fireできる条件とは?
・ノースキル・資産なしでも今からできる!Fire&海外移住する方法
・Fire後ににオススメの海外移住先とは?
Fireできる条件とは?
誰もが憧れるFIRE(経済的自立&早期退職)。
憧れる人が多いものの、実際に達成するにはどのような条件が必要なのでしょう?
FIREを実現できる条件とポイントをいくつかまとめてみました。
・年間支出25年分の資金を貯める
・25年分貯めた資金を運用する(4%で運用)
・生活費を下げる
まずは、「年間支出25年分の資金を貯める」こと。
分かりやすいように例を出すと、
(例)年間支出が400万円の場合
→400×25=100,000,000円(1億)を貯める
というシンプルなもの。
しかし、計算はシンプルですが達成するのはハードです。
25年分の貯蓄を貯める際のポイントとしては「生活費を抑える」ことです。
「稼ぎを増やす」方が早いのでは?と思う人が多いと思いますが、むしろ「支出を抑える」方が実践しやすく堅実です。
家賃や光熱費、保険料などの固定費を見直し、無駄に使っているものがないか今一度確認してみましょう。
そして、年間支出25年分の資産が築けたら、「年利4%を目指して資産運用してみる」ことです。
すると、物価の安い土地に暮らすことで実質的に運用益で生活が賄えるようになります。
(例)1億円を年利4%で運用する
→年間240万円の運用益
東南アジアなどの物価の低い国に住めば、かなり贅沢な暮らしができるでしょう。
【ノースキル・資産なしOK!】今からできる「FIRE&海外移住」する方法
そんな人向けに、【ノースキル・資産なしの人OK!今からできる「FIRE&海外移住」する方法】をまとめてみました。
①スキルを身に付ける
②資産運用について学ぶ
③固定費や生活費の見直し
④外国語を覚える
⑤ビザ取得のための情報を集める
FIREするためにはざっくり、「効率よく稼ぎ、生活費を抑える」ことが最重要です。
それでは早速見ていきましょう。
1.スキルを身に付ける
まず「効率よく稼ぐ」には、スキルを身に付けてキャリアアップすることが近道です。
つまり、
スキルを身に付ける→キャリアアップ・転職・独立など
上記のようなキャリアを目指すといいですね。
「スキルを付ける大切さは何となく分かるけど、どんなスキルを付けたらいいか分からないよ…」という方にはIT分野の知識とスキルを身に付けることをオススメします。
理由としては、市場が伸びており(今後も確実に伸びる)、需要が多いので標準的なスキルでも収入がアップする可能性が高いからです。
とはいえ、いきなり転職するのはハードルが高いと思うのでまずは副業などから始めてみませんか?
以下の記事は副業しやすい仕事をまとめているので、参考にして下さい。
2.資産運用について学ぶ
続いては、「資産運用を学ぶこと」です。
FIREするために避けて通れない「資産運用」。
年間支出の25年分の貯金が溜まったら、その資金を運用して運用利益で暮らしていくのが理想です。
そのためには、ある程度運用知識があった方がいいと言えるでしょう。
ちなみに、FIREするための指標の1つに「4%ルール」というものがあります。
これは、年間支出25年分の資金を4%で運用すれば、運用益だけで生活費が賄えることを意味しています。
しかし、毎年安定的に運用益4%を実現するのは簡単なことではありません。
そのため、貯金をしつつ資産運用の勉強を始めてみましょう。
中長期的に資産運用を勉強すれば、リスクを減らすことができますよ。
本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法
3.固定費や生活費の見直し
先ほども述べたとおり、お金を貯める近道は「稼ぎを増やす」ことよりも「支出を減らす」ことが重要です。
まずすべきことは、家賃・光熱費・保険代などの固定費や生活費を見直すことです。
この機会に家計簿を付けてみましょう。
案外無駄な出費が多いことに気付くはずです。
4.外国語を覚える
FIRE後に海外移住を目指しているなら、外国語は学んでおいた方がいいでしょう。
なぜなら、言葉を全く理解しない状態で海外移住するのは、圧倒的に孤独で不便だからです。
1日5分からでOKなので、スキマ時間に外国語の勉強を取り入れてみてはいかがでしょうか。
英語の学習方法が分からない場合には、以下の記事を参考にしてみて下さいね。
5.ビザ取得のための情報を集める
FIRE後に住みたい移住先が決まっているなら、その国のビザ情報を集めておくことをオススメします。
ビザの情報は、各国大使館のホームページから確認できるかと思います。
ビザの条件などは変更されることもあるので、定期的に情報収集しておきましょう。
また、事前に移住先の日本人向けコミュニティーを見つけておくことで、現地で何か困りごとがあった際には頼もしい存在になります。
時間があればSNSやインターネットで調べてみて下さいね。
Fire後ににオススメの海外移住先とは?
FIRE後に海外移住を考えている方向けに、ここでは【Fire後ににオススメの海外移住先】について解説していきます。
まず、FIRE後は基本的に資産の運用益で生活することを前提ですが、移住先選びは「物価が安い」ことがポイントとなります。
いくら運用益で生活できるようになっても、物価が高すぎると結局貯金を切り崩さなければならなくなります。
また、海外移住が失敗に終わる(すぐに帰国してしまう)パターンとして意外と多い「孤独である」という点。
いくら海外でのんびりストレスフリーな生活をしていても、現地で全く人間関係が築けなかったり、困った時に頼る人がいないのはキツいかと思います。
そのため、「日本人のコミュニティーが多い」という点や「ビザが取りやすい」点も踏まえてオススメの移住先を3つ紹介します。
・フィリピン
・タイ
・マレーシア
それでは早速みていきましょう。
フィリピン
FIRE後にオススメする移住先の1つ目は、常夏の国「フィリピン」です。
観光地としても人気のフィリピンは、1年中温暖な気候なため、きれいな海でいつでもマリンスポーツが楽しめます!
パラセーリングやダイビングなど、FIRE後も楽しめるアクティビティが豊富なのも嬉しいですよね。
また、格安の語学学校も集中しており、安く英語を学ベるという点でもオススメです。
移住前にある程度語学を勉強しておくのは大切ですが、最低限を日本で学習し終えて、現地の学校でしっかり学ぶという選択もアリですよ。
そして、フィリピンでは第一言語はタガログ語になりますが、英語が話せる人も多く生活で不便を感じづらいのも魅力。
そんな環境なので、もちろん日本人の移住者も多く、コミュニティーも充実し得ています。
いざとなった時に、日本人コミュニティーを頼れるのは心強いです。
ビザのハードルも比較的低く、フィリピンは「世界一永住権が取りやすい国」とも言われています。
詳しいビザの情報に関しては、【フィリピン ビザ情報】などでググったら山ほど出てくると思うので、調べてみて下さいね。
タイ
FIRE後にオススメする移住先の2つ目は、微笑みの国「タイ」です。
タイは日本に比べて物価も安いため、生活費を抑えて暮らすことができるメリットがあります。
タイの首都バンコクでは年々物価も上昇していると言われていますが、中心地を避けて少し郊外に住めばグッと家賃を抑えられます。
また、日本人の口にも合う美味しいタイ料理や、親日的な国民性も多くの日本人にとって「住みやすさ」を感じることができる理由かもしれません。
そんなタイでは約2万人の日本人が暮らしており、東南アジア随一の日本人コミュニティーの多さを誇っています。
初めての海外移住で不安なことがあっても、日本人コミュニティーが身近にあるのでとても助かるはずですよ。
また、タイの病院はとても綺麗で技術も高いため安心感があります。(そして、日本語窓口まで完備しています!)
タイは「リゾート」、「エンターテイメント」、「観光地」、「食」、「文化」など素晴らしい魅力が詰まった国です。
FIRE後に海外移住をしたいと考えている人は、是非検討してみてはいかがでしょう?
マレーシア
FIRE後にオススメする移住先の3つ目は、自然と都市が調和する「マレーシア」です。
マレーシアは「日本人の住みたい国ランキング」で2016年から15年連続で1位に選ばれています!
マレーシアにはクアラルンプールなどの先進都市と、大自然に囲まれたボルネオ島があり、同じ国でも2つの側面から楽しめる国です。
物価も安く、生活する上で日本よりも大幅に出費を抑えることができます。
また、マレーシアは他民族国家なので「マレー系」、「中華系」、「インド系」それぞれの文化や食を楽しむことができるのは嬉しいポイントです。
多民族国家だからこそ、「英語」も広く浸透しており、マレーシアでは比較的英語が通じます。
ビザの取得方法もインターネットで情報が多く公開されているので、移住に興味がある人は調べてみましょう!
まとめ:人生100年時代にFIREは堅実な生き方かも
いかがだったでしょうか?
FIREを達成することで、家族や友人と過ごす時間を増やし、住む場所も柔軟に選択できるようになります。
よって、人生の幸福感もアップすることでしょう。
決して簡単に達成できる訳ではありませんが、人生100年時代を生きる私たちにとって「FIRE」は懸命な生き方なのかもしれません。
なぜなら、従来のライフスタイルだと受け取った退職金と少額の年金を元手に、貯金を切り崩しながら生活していかなければなくなります。
一方で、FIREの場合は経済的自立のために貯蓄した資産を運用していくことで、運用益で生活することが可能となります。(つまり貯金は切り崩さない)
また、早期退職とはいえ「趣味のように楽しめる副業」などをしつつ生活するスタイルも選択可能です。
さらに、場所にとらわれずにどこでも生きていくことが可能なので、物価の低い国や田舎でスローライフをすればそもそもお金は減っていくことはありません。
お金の心配から解放される人生は、心を豊かにします。
さあ、今日から行動してみましょう!
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終わり!
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