こんなお悩みに答えます。
2015年に「同性パートナーシップ制度」が始まり、それに伴い同性カップルの存在が世の中に可視化されつつあります。
とはいえ、性的マイノリティーにとっては「カミングアウト」はまだまだハードルが高いものです。
「付き合っていた恋人とヨリを戻したい」と思っても、周りにカミングアウトできずに1人で悩みを抱え込んでしまう人も少なくありません。
そして、付き合っていた恋人が「同性」だった場合の復縁方法に悩んでいる人も多いはず。
この記事では、復縁を望むセクマイさん向けに【同性カップルが復縁を成功させる方法】について解説していきます。
ちなみにこの記事を書いている私も、同性パートナーと子育てをしている当事者です。
過去にも現在のパートナーと3回別れていますが、3回ともヨリを戻し、今は「家族」として共に人生を歩むことに決めました。
当事者ならではの悩みに寄り添い、過去の経験を踏まえて「同性カップルの復縁方法」について解説していきたいと思います。
復縁を望むセクマイさんは必見です!
・異性カップルと同性カップルの復縁に違いはある?
・同性カップルが復縁を成功させる方法【セクマイの私が徹底解説】
・復縁に失敗したときのマインド
異性カップルと同性カップルの復縁に違いはある?
結論から言うと、別れた原因によっては「同性カップル」と「異性カップル」で復縁方法が異なる場合があります。
例えば、「異性カップル」の一般的な別れの原因を挙げてみます。
・浮気
・束縛
・喧嘩
・遠距離
・マンネリ
・価値観の違い
・趣味に没頭したい
・他に好きな人ができた…等
「同性カップル」の場合、上記の内容も当てはまりますが、以下の事例もあり得ます。
・家族の理解が得られない
・子どもが欲しいから
・親の期待(結婚など)に応えたい
・同性同士の未来を描けない
実を言うと、私も「異性と結婚し、子を持ち、親を安心させる」ためにパートナーと3回別れた過去があります。
私のように、同性カップルが同様の悩みを抱えて別れを決断するケースは多いとのではないでしょうか?
しかし、このような理由で別れた同性カップルが復縁する方法は世の中ではあまり語られていません。
異性カップルと同性カップルでは復縁方法も多少異なる場合があるのは事実です。
続いては、同性カップルが復縁を成功させる方法について詳しく解説していきますね。
同性カップルが復縁を成功させる方法【セクマイの私が徹底解説】
そんなセクマイさんのために、ここでは【同性カップルが復縁を成功させる方法】を解説していきます。
復縁を成功させるには、別れた原因を特定することが重要です。
この記事では、同性カップルで別れる原因になりがちなものをピックアップして解説していきます。
・家族の理解が得られない
・子どもが欲しいから
・親の期待に応えたい(結婚)
・同性同士の未来を描けない
「家族の理解が得られない」ときの復縁方法
同性カップルの別れの原因の1つとして、「家族の理解が得られない」があります。
異性のカップルの場合、余程のことがない限り(相手がニート、ギャンブラー、ヤ○ザなど)家族から反対されることはないでしょう。
しかし、同性カップルの場合には「自分の恋人が同性であること」を伝えたら家族から反対されるケースがあります。
家族の理解が得られないのは本当に辛いことです。
大切な家族から理解が得られないことは大きなストレスになるので、「親の理解が得られないので別れる」という選択になってしまうこともあるでしょう。
そのような場合、以下の方法で復縁できるかトライしてみるのをオススメします。
・別れたパートナーに復縁の意志を確認する
・焦らずにじっくり家族を説得させる(説得してもらう)
まず、すべきことは【別れたパートナーに復縁の意志を確認する】ことです。
パートナーの両親が反対しても、相手はまだあなたに気持ちがあることがあります。
また反対に、相手の中では既に終わった恋なのかもしれません。
まずは相手の気持ちを確認しましょう。
もしも、相手にまだ気持ちが残っているなら【焦らずにじっくり家族を説得させる(説得してもらう)】よう話し合いしてみてはいかがでしょう。
家族への説得は長期戦になるかと思いますが、本などを利用して「性的マイノリティーの存在」や「同性同士の恋愛」について知ってもらいましょう。
実は言葉で伝えると感情的になって口論になりやすいのですが、本は伝わりやすく客観的に考えることができるので効果的です。
私も両親の理解が得られなかった際、本を何冊か渡して読んでもらいました。
理解するのには時間がかかりましたが、最終的には「さまざまな愛の形がある」ということを理解し、応援してくれることになったのです。
「子どもが欲しいから別れた」ときの復縁方法
「子どもが欲しいから」という理由で、別れを選択するケースも多いです。
同性カップルの場合、物理的には子どもを自然に授かることはできません。
さらに、日本では「同性婚」も認められていないため、同性パートナーと「結婚」して「子どもを育てること」をイメージしづらい環境でもありますよね。
「絶対に子どもを育てたい!」と思っている人にとっては、いくら大好きなパートナーがいても別れて、「異性結婚」を選択することがあります。
子どもを望み、別れを選択した場合にはどのように復縁方法があるのでしょうか。
・同性同士でも、子どもを育てることが可能であることを知ってもらう
・同性同士で子育てしているコミュニティーに参加してみる
まず出来ることの1つ目は、【同性同士でも、子どもを育てることが可能であることを知ってもらう】ことです。
私自身も、海外精子バンクを利用して妊娠・出産しています。
周りの同性カップルの友人も、親戚・友人・ボランティアなどから精子提供を受けて子を持っています。
このように、「同性カップルでも子育てができる」ことを伝えてみるのもいいかもしれませんね。
ちなみに、【同性カップルで子どもを持つ方法】の内容については、以下の記事で詳しく解説しています。
2つ目に出来ることとしては、【同性同士で子育てしているコミュニティーに参加してみる】というもの。
こどまっぷでは、「子どもが欲しいLGBTQの方」や、「実際に同性カップルで子育てしている方」の交流会があったりします。
また、TwitterなどのSNSでも、同性カップルで子育てしている方と交流できたりもしますよ。
周りにロールモデルを持つことで、同性同士でも「かぞくになる」選択ができるようになります。
親の期待(結婚など)に応えたい
親が結婚を望んでいるから期待に応えたい…。
多くのLGBTQ当事者が悩む事例の1つかもしれません。
子どもの幸せを望む両親としては、「結婚して幸せな家庭を築いてもらいたい」と願うのは当たり前のことかもしれません。
しかし、性的マイノリティーにとっては大きなプレッシャーとなることもあります。
そのため、結婚を望む両親には「同性の恋人がいること」が言えず、結局親の期待に沿ってお見合いや異性と結婚する道を選ぶこともあるでしょう。
もしも、「親の期待に応えるために別れを選択した」場合に出来ることは以下のとおりです。
・一緒に旅に出る(多様な価値観に触れる)
・しばらく見守ってみる
まず1つ目の提案は、「一緒に旅に出てみる」のはいかがでしょう?
別れてから一緒に旅に出るのは難しいかもしれませんが、「友達」としてなら可能かもしれません。海外で多様な価値観に触れることは、実はとても効果的です。
特に、同性婚が認められているような「オランダ」や「アメリカ」に一緒に行くことをおススメします。
なぜなら、街中に同性カップルが堂々とデートしていたり、子連れのレズビアンカップルがピクニックしているなどは日常の光景だからです(!)
海外では「幸せの基準は人それぞれであること」や、「多様なかぞくの形」を肌で感じることができます。
そして海外へ行くなら、現地の人と話してみるのも面白いと思います。
きっと、「親の期待に応えるために同性の恋人と別れてお見合いした」なんて言ったら、「自分の幸せを優先しなさい!あなたの両親はあなたの人生を決める権利はあるの?」なんて怒られてしまいそうですね(笑)
実際に私が同じ状況でアメリカ人の友人に相談したら、全く同じ返答が返ってきました。
そこで、「もう他人の人生を生きるのはやめて、自分が幸せだと感じる選択をしよう」と決意し、復縁しました。
日本人とは全く異なった考え方や価値観に触れることはとても大切です。
もう1つ出来る事としては、【しばらく見守ってみる】ことです。
自分以外の人と付き合ったり、お見合いしている可能性のある恋人をそっと見守るのはなかなか辛いことですよね。
しかし、一回離れてみて違う人とお付き合いすることで、相手側が「あなたとの居心地の良さ」やを再確認するかもしれません。
親の期待に沿って異性と付き合うのは、なかなかのストレスが伴うはずです。
だからこそ、居心地の良い相手だったあなたに会いたいと思う可能性もあります。
同性同士の未来を描けない
「同性同士の未来が描けない」理由は、シンプルに周りにロールモデルがいないからだと思います。
周りにロールモデルがいないと、子どもを持つことや歳を重ねていくことを想像することができません。
そうなると、「このままでいいのかな…」と、どんどん不安になっていきます。
特に、20代後半などの結婚適齢期では周りの結婚・出産ラッシュと重なるので、その分「不安」と「焦り」が生まれてきます。
その場合にできることは、
・周りにロールモデルを見つける
ことです。
周りにロールモデルになる人がいなくても、ブログやSNSで探してもOKです。
もちろんこのブログでも大歓迎です(笑)!!
同性同士の未来が描けない方は、安心して下さい。
同性カップルでも、「幸せになり」、「望めば子どもを持ち」、「家族になる」ことができますよ。
復縁に失敗したら…?
世にある素晴らしい復縁方法を試しても、100%成功するとは限りません。
なので、「復縁に失敗した時のマインド」ってとても大切だと思います。
復縁に失敗した時こそ以下のマインドを忘れずに持っておくといいかと思います。
・本当に必要な人はどんなに切れてもまた繋がる
・相手の気持ちを変えようとするのではなく、自分の思考と行動を変える
まず、どんなに復縁したくて試みても復縁が叶わない場合は「縁がなかった」と割り切った方がいい場合もあります。
もちろん、傷心してそんな心の余裕がなくなるのも承知ですが、「本当に必要な人はどんなに切れても繋がる」のです。
もちろん、復縁が叶わなかった元カレであれ元カノも、縁があれば最適なタイミングでまた繋がるでしょう。
もう1つ、持っておくべきマインドは「相手の気持ちを変えようとするのではなく、自分の思考と行動を変える」こと。
ほとんどの人は、相手の気持ちを自分に向けようと必死になります。
しかし、他人の気持ちを変えるよりも自分の思考・行動を変えたほうが早く結果を出すことができます。
つまり、別れをきっかけに「相手がまた振り向くぐらい素敵な人間になろう」と内面と外見を磨くことが近道だったりします。
上手くいかないときは、自分の考え方と行動を変えてみましょう!
終わり!
Adios