こんにちは、Yuri(@lovethelife365)です。
わたしは2018年に同性のパートナーと養子縁組をし、その後精子提供を受けて2020年に子どもを出産しました。
現在はパートナーが妊娠中なので、2人で産休&育休を満喫しています。
そんなわたしたちですが、将来は子どもたちの教育のためにも「海外移住」を視野に入れています。
実をいうと、わたしがまだ独身(養子縁組前…かな?)の頃は、30か国の国へ渡航しあらゆる文化や価値観に触れてきました。
その中で女性同士のカップルが普通に子供を連れてお散歩したり、ピクニックする姿を見て「こんなカタチもアリなのね!」と、眼から鱗だったのを覚えています。
日本では近年LGBTに関する話題も多く取り上げられてきおり、若い世代を中心に少しづつ性的マイノリティーへの理解も進んできている印象です。
しかし、やはりまだ日本での生きづらさを抱えている人もいるのではないでしょうか?
同性カップルの方の中には、将来LGBTフレンドリーの国への移住を考えている人も多いはず。
今回は、将来同性パートナーと移住を考えている人に向けて、海外移住するためにすべきことを解説します。
この記事で学べること
・同性カップルが海外移住するための5ステップ
同性カップルが海外移住するための5ステップ
「将来、同性パートナーと海外移住をしたいけど具体的にどう行動したらいいか分からない」と悩んでいませんか?
ここでは、具体的に海外移住するまでをイメージできるよう5つのステップに分けて解説していきます。
ステップ①:移住国を選ぼう
ステップ②:移住先の言語を取得可能か検討し、勉強を始めよう
ステップ③:仕事の問題を解決しよう
ステップ④:現地の生活していく上で必要な情報を集めよう
ステップ⑤:資金準備もしつつ、現地を下見する
ざっくりとこんな感じです。
それでは詳しく解説していきます。
ステップ①:移住国を選ぼう
まず最初のステップは「移住先の国選び」です。
シンプルにここが一番重要です。
将来移住する国を選ぶのは、人生を左右することになりますよね。
まず大前提に、「自分たちにとって心地良い環境であること」、「好きな国(場所)であること」という基準は大切です。
それに加えて、同性カップルが海外移住するのに大事な観点もあります。
それは、世界にはさまざまな文化・宗教・価値観があり、国によって多様性を受け入れる度合いが国によってバラバラだということです。
つまり、極端に言うと以下のような感じです。
・LGBTフレンドリーな国:同性婚やそれに準ずるパートナーシップがあり、LGBTに対する理解が進んでいる。同性カップルが暮らしやすい環境である。
・LGBTに厳しい国:国の宗教や文化によっては、同性同士で関係を持つと罰則がある国もある。同性カップルが暮らすには厳しい環境。
すごい差ですよね…。
同性カップルが住むなら、これらのことを考慮して移住先を選ばなくてはなりません。
以下は、現在同性婚が認められている国々です。
オランダ・ベルギー・スペイン・カナダ・南アフリカ・ノルウェー・スウェーデン・ポルトガル・アイスランド・アルゼンチン・デンマーク・ブラジル・フランス・ウルグアイ・ニュージーランド・イギリス・ルクセンブルク・アメリカ・アイルランド・コロンビア・フィンランド・マルタ・ドイツ・オーストラリア・オーストリア・台湾・エクアドル・コスタリカ
※メキシコにおいては、一部の州において同性婚が実行され、それらの州で成立した同性婚が全ての州で認められています。
※英国は2014年3月にイングランドとウェールズにおいて、2014年12月にスコットランドにおいて、2020年1月に北アイルランドにおいてそれぞれ同性婚が認められました。(引用:EMA日本)
また、婚姻は認められなくても、同性のパートナーシップ制度がある国又は地域は以下の通りです。
アンドラ、イスラエル、イタリア、エクアドル、オーストリア、キプロス、ギリシャ、英国、クロアチア、コロンビア、スイス、スロベニア、チェコ、チリ、ハンガリー、フランス、ベネズエラ、メキシコ(一部の州)、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ニュージーランド、オランダ、ベルギー(引用:EMA日本)
こうして見ていくと、ヨーロッパ・北米・南米・オセアニア地域にLGBTフレンドリーの国が集中していることが分かります。
同性カップルが移住するならやはりこのエリアが選択肢に入ってくるのではないでしょうか。
また、「LGBTが移住しやすい国」について別の記事でも詳しく紹介しています。
ステップ②:移住先の言語を取得可能か検討し、勉強を始めよう
ステップの2つ目は「移住先の言語を取得可能か検討し、勉強を始めよう」です。
移住したい国が決まったら、その国の現地語を調べてみましょう。
「移住したいのはヨーロッパだから、大体英語でOKね!」
いえいえ、ヨーロッパは意外と英語が主要言語の国は少ないんです。
EU圏内ではなんと24か国もの公式言語が話されています!
例えば、EUで話されている言語は以下の通りです。(一部)
ロシア語・ドイツ語・フランス語・英語・トルコ語・イタリア語・スペイン語・ウクライナ語・ポーランド語・オランダ語・ルーマニア語・フィンランド語・エストニア語・チェコ語など
このように、わたしたちが学校で習っている「英語」を主要言語としているのはごく一部の国なのです。
ヨーロッパではこのようなさまざまな国の言語が使われているのが分かったと思います。
一方で、最近急速に同性婚が認められてきた南米エリアはどうでしょうか?
ブラジルはポルトガル語になりますが、そのほかの国はほぼ「スペイン語圏」になります。
「スペイン語」を学ぶと、南米移住の選択肢が一気に広がりそうですね。
現地の言葉を理解することが重要な理由は、何かあった時に大事なパートナーを守るため、現地で生活していくためには欠かせないからです。
海外移住をすると決めたら、少しづつ勉強をスタートし、ある程度読み書きもできるようにならないと厳しいかと思います。
ステップ③:仕事の問題を解決しよう
生活していく上で「お金」は必要不可欠。
海外でも収入がないと生きてはいけませんよね。
第3のステップは「仕事の問題を解決する」ことです。
これが出来ずに海外移住を諦めてしまう人はかなり多いらしいので、ここが一番の関門かもしれませんね。
海外移住するために仕事をどうするか、しっかり考えた上でキャリアプランを立てましょう。
ちなみにですが、海外移住するためのキャリアプランの選択肢はこんな感じです。
・海外現地の企業に就職する
・海外転勤のある日本企業に就職する
・ワーキングホリデーからそのまま就職する
・フリーランス独立する
・自分で会社経営をする
これらの方法があります。
海外移住のために自分のキャリアプランを考えるのに参考にして見てください。
個人的にはIT系のスキルを身に付けてフリーランス独立する方法はオススメです。
今はPC1台でどこでも仕事ができる時代になりました。
場所を選ばず働けるので、海外渡航先の環境がもし合わなくてもor飽きたら、違う国へ移動するなど、住む場所もフレキシブルに選択できるからです。
海外現地の企業に就職したり、海外転勤のある日本企業に就職した場合、その国が合わなかったら一度会社を辞めたりしなければならないですよね。
PC一台で世界中で仕事ができる「ノマドワーカーにおすすめの仕事」はこちらの記事で紹介しています。
ステップ④:現地で生活していく上で必要な情報を集めよう
第4のステップは「現地の生活していく上で必要な情報を集める」です。
具体的には、ビザの取得や不動産、その国の治安など。
日本人が海外で就労するには就労ビザが必要になりますよね。
ビザの取得条件を調べて現実的にその国に移住可能かを検討します。
更に、同性カップルの場合、異性カップルと異なり一人がビザを取得すればパートナー(配偶者)としてもう一人を呼び寄せることが出来ません。
同性カップルの場合は、2人共就労ビザを取得して一緒に暮らす、または1人は学生ビザを取得する必要があります。
その点では同性カップルでは2人ともビザを取得しなければいけないので少しハードルが高いかもしれませんね。
また、海外移住するための現地での家探しも必要です。
部屋探しの方法は、各国によって方法が違うので調べる必要がありますが、日本のように不動産屋へ行って部屋を紹介してもらう方法や、知人に紹介してもらう方法などがあるので調べてみましょう。
ステップ⑤:資金準備もしつつ、現地を下見する
最後のステップは「資金準備もしつつ、現地を下見する」ことです。
ビザの代金や引っ越し費用、家具の購入、現地での最低限の生活用品を揃えるためにもある程度資金準備は必要です。
また、本気で移住するなら1度は現地を下見をした方がいいのではと感じます。
実際に、現地に行って見ないと分からない現地の雰囲気や気候、治安などを肌で感じることで移住後のイメージもしやすくなるでしょう。
とはいえ、下見をするにも費用と労力がかかりますよね…。
海外移住で見ておくべき下見チェックリストを用意したので、以下の項目を参考にして見てください。
・現地の雰囲気
・気候
・治安
・物価
・候補の物件
・日本人コミュニティーに顔を出してみる
・子どもがいる場合は学校などの教育機関の視察
・医療施設
こんな感じです。
下見の期間は一週間あれば十分に見て回れるかと思います。
また、住むエリアがある程度決まっているなら住むエリアを中心にしっかりと現地調査することは必須です。
海外移住に必要なのは準備・勇気・行動だと思う
いかがだったでしょうか?
近い将来、海外移住人口は増えていくのではと予想されています。
コロナ禍でリモートワークが進み、オンラインでも仕事ができる仕組みを作れば割と簡単に海外に住むことが出来るようになるのではないでしょうか。
わたしも同性パートナーと子育てをしていますが、子どもが小さいうちから海外に出て、さまざまな価値観に触れる経験をさせたいと思い海外移住を検討しています。
「いつか海外移住して見たいけど…」
そう思っている人は多いけどなかなか行動に移せない人も多いはず。
海外移住を夢で終わらせずに、まずはステップ1から「準備」してみましょう。
移住に向けて準備しつつ、最後は「勇気」を出して「行動」するのみです!
誰と、どんな場所で、どんな人生を歩むのか。
決断は自由です。
この記事が、あなたが望む人生を歩むきっかけになれば嬉しいです。
終わり!
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