こんな疑問に応えます。
この記事を書いているわたし(<@lovethelife365)は、海外の秘境マニアでもあり東南アジア、中央アジア、カリブ海、南米、中東、アフリカなどの国々を30か国ほど渡航し、いくつかの国でホームステイを経験しました。
現地に溶け込みつつ生活してみると、実はあまり知られていないけど、日本人が住みやすい国はいくつかあることに気が付きました。
もちろん、「人気移住先ランキング」なんかにも載っていなかったりします。
近年、コロナの影響もあって日本でもリモートワークが広がってきました。
そのため、住む場所にとらわれない生き方が密かに注目されてきているようです。
特に、優秀な若者たちはどんどん日本を脱出し、海外に拠点を置くようになってきました。
これからも海外移住を希望する人が増えてくるかと思いますが、海外移住のハードルはやはりビザ問題ではないでしょうか。
人気の移住先であるアメリカやオーストラリアなどは、住んでみたいけどなかなかビザの取得が難しく現実的に考えられない人も多いはず。
この記事では、「ビザが取りやすく、自分でも移住ができそうな穴場の国を探している人」に向けて情報発信していきます。
この記事で学べること
・意外と知られていない?【海外移住】穴場の国8選
・穴場の国に住むメリット・デメリット
意外と知られていない?【海外移住】穴場の国8選
一般的に「海外移住」と聞くと、人気の移住先をイメージすることが多いのではないでしょうか?
例えば、近年人気の移住先としては以下のような北米・東南アジアあたりに人気が集中しているような気がします。
海外人気移住先ランキング(2019年)
1位:マレーシア
2位:タイ
3位:ハワイ(米国)
4位:フィリピン
5位:台湾
6位:オーストラリア
7位:インドネシア
8位:ベトナム
9位:シンガポール
10 位:カナダ
(引用:『ロングステイ財団』http://www.longstay.or.jp/releaselist/entry-3831.html)
しかし、上記のような国へ移住するためにはビザの取得が難しいのが現状です。
そこで、今回は日本人なら比較的ビザが取りやすく、長期的に現地に住める、もしくは永住権が取れる可能性のある国々を紹介します。
あまり知られていないけど実は日本人が住みやすいとされている海外移住の穴場の国々は以下のとおりです。
1.アルゼンチン
2.カンボジア
3.コスタリカ
4.ジョージア
5.チェコ
6.パラグアイ
7.オランダ
8.グアテマラ
それでは詳しく解説していきます。
1.地球の裏側にある親日国:アルゼンチン
南米のパリと呼ばれているほど美しい街、美味しいワイン、大自然が広がる素晴らしい国であるアルゼンチンは意外にも日本人にとって移住しやすい国です。
ポイントとしては、
・移民大国のため、現地に溶け込みやすい
・多民族国家ゆえに、多様性を尊重する文化がある
・日系人も多く暮らすため、日本の食材なども手に入れやすい
・医療費が無料
・公立学校は小〜高校まで無料(大学も国立は無料)
・観光ビザは90日ビザなしで滞在可能、さらに1回までならプラス90日延長可能
・一時滞在ビザで3年以上滞在すれば永住権獲得
・アルゼンチンで出産すれば永住権獲得
このように、アルゼンチンは移住するためのビザのハードルも比較的低く、日系人が多く暮らす親日国であるため、実は海外移住しやすい穴場の国なのです。
ビザに関しては、観光であれば90日間ビザなしで滞在でき、期限切れの前に移民局で手続きをすれば、1回のみ90日間の延長を申請することが可能です。
また、ビザが切れる前にお隣の国へ観光するなどして一度出国し、アルゼンチンに再入国することで更に90日間のビザが取れるため、この方法で長期滞在をしている人が多いのも事実です。
また、観光ビザの他にも「一時滞在ビザ」や「投資家ビザ」、「シルバー移住ビザ」
などがあります。
一般的に取得が難しい永住権も、「一時滞在ビザ」で3年以上現地に滞在していれば申請できるので、永住権が割と取りやすい点でもアルゼンチン移住は魅力的です。
また、驚くことにアルゼンチン国内で子を出産すれば、子どもは国籍、親は永住権が取れてしまします。(両親が日本人でも可)
とはいえ、地球の裏側で出産するのは勇気が必要ですよね…。
このように、アルゼンチンは日本から遠いため、なかなか日本に帰国できないという点を除けば、穴場の移住先として検討してみる価値はありそうです。
2.のどかな田舎でスローライフを楽しめる:カンボジア
人気移住先ランキングでは、タイやフィリピン、マレーシア、シンガポールなどの東南アジア勢がランクインしていましたが、実はカンボジアもビザの取得がしやすく、スローライフを楽しみたい人には是非オススメな移住先。
カンボジア移住に関するポイントとは以下のとおりです。
・親日国である
・周辺の東南アジア諸国のなかでも、物価が安く生活費が抑えられる
・素朴な人々と大自然のなかでゆったりとした生活を楽しむことができる
・「業務ビザ」を1年毎ごとに更新し続ければ、半永久的に住むことができる
・業務ビザの申請は格安かつ、多額の資産や預金などを持つなどの条件が一切ないので、ビザ取得のハードルが低い
まず、カンボジア移住の魅力といえば物価の安さ。
隣国のタイと比較しても、生活費はかなり抑えられるのでその分がっつり貯金することができます。
そして、ビザに関しても移住のハードルはかなり低めです。
基本的には、カンボジアに入国する際には、「観光ビザ」または「業務ビザ」が必要です。
「観光ビザ」は最長で1ヶ月間なので、現地を下見するならピッタリですが移住には向きません。
そこで、長期滞在用の「業務ビザ」を発行してもらいます。
こちらの場合は、最長1年滞在することができ、何度も延長することが可能なので望めば半永久的にカンボジアに滞在することが可能です。
カンボジアはビザの発行が緩いので、名前は「業務ビザ」ですが、感覚的には観光ビザのように申請することができるようです。
そもそも、仕事も何もないのに1年間ビザを取得できるのは、世界的に見てもかなりレアケースです。
さらに、この「業務ビザ」の申請では多額の資産や預金を持つ条件などもないので、いかにカンボジア移住のハードルが低いことがお分かりいただけるかと思います。
また、ビザの費用に関しても1年間で約300ドル程度で発行してもらえるのは格安です。
タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピンなどの国もいいけど、カンボジアの豊かな自然の中でスローライフを送ってみませんか?
3.さまざまな動物に会える癒しの楽園:コスタリカ
日本ではあまり知名度が高くない「コスタリカ」。
しかし、大自然やさまざまな動物と共存するコスタリカは「癒しの楽園」と言われています。
太平洋とカリブ海に挟まれ国土は、数多くの美しいビーチや高山の火山まで、変化に富んだ多様な自然を感じることが出来ます。
その豊かな自然の中でさまざまなアトラクションを楽しむことができるため、アメリカ人はコスタリカでリタイヤ生活を送るのが理想とも言われています。
そんなコスタリカ移住のポイントは以下のとおり。
・1年中春のような快適な気候
・1949年に軍隊が完全に廃止され「平和」を維持
・環境保護の先進国であり、地球幸福度1位に選ばれるほど豊かな自然を持つ
・教育にも力を入れているため、スペイン語圏であるが英語が通じる
・ビザ無しで90日間滞在→隣の国へ数日間滞在→再入国で問題なくコスタリカ生活を楽しめる
・現地で口座開設、家の購入が可能なので暮らしやすい
まず、コスタリカの最大の魅力は「気候・治安・自然」が素晴らしいこと。
豊かな自然を活かしたエコツーリズムが盛んで、
・熱帯雨林のトレイル
・ジャングルクルーズで野生動物探索
・ジャングル温泉での癒される
・森の中で木から木に渡されたワイヤーロープを滑車で滑り渡るキャノピーツアー
・リバーラフティング
・シュノーケリングにやイルカウォッチング
など、休日を利用して贅沢に遊び尽くすことができます。
大自然に囲まれて生きることは、心にも身体にも良いことでしょう。
そんなコスタリカでは、日本人ならビザ無しで90日間滞在することが可能です。
さらに、滞在期間が迫ってきたら隣国に移動しつつ数日してから戻るを繰り返せば基本的にOK。
アメリカ人のリタイヤ生活者の多くはこのような方法でコスタリカ生活を満喫しています。
現地に銀行口座を開けることや、家を購入できることも移住する上でかなりプラスになるかと思います。
快適な楽園コスタリカで、第二の人生を送ってみませんか?
4.とにかく料理が大好きな人にオススメ:ジョージア
最近、「グルジア」という国名から変更された南コーカサスにある小国「ジョージア」。
雄大な自然とエキゾチックな街並みは、旅人の心をくすぐります。
さらに、ジョージアは美食の国としても有名で、日本人の口に合う伝統料理は毎日食べても飽きません。
ちなみに、わたしが今まで渡航した国のなかで一番料理が美味しかった国は「ジョージア」なんです。帰国後にはジョージアで食べた味が忘れられず、日本でもジョージア伝統料理の食べられるお店を探し回ったくらいです…。
そんなジョージア移住のポイントは以下のとおり。
・とにかく料理が美味しい
・物価もかなり安いので生活費が抑えられる
・お酒(ワイン)が美味しくて安い
・ビザなしで1年間滞在可能
・ビザなしで就労可能
・1年滞在後に再入国すればさらにまた1年滞在可能
ビザの緩さにびっくりする人が多いと思いますが、事実です。
ジョージアでは日本人に限らず、世界92か国に対して1年間のビザなし滞在を設けているんです。
さらに、ビザなしで現地で就労できてしまうのは世界的に見てもここだけではないでしょうか。
海外移住する上でビザは一番のハードルになるかと思いますが、どうやらジョージアでは違うようです。
物価もかなり低いため、生活コストを抑えられるのも嬉しいポイント。
それに加えて美食+ワインも安くて美味しいとなったら永遠にジョージアから帰国したくなくなりそうですよね。
最近では、パソコン1台で海外放浪するノマドワーカー の間でもジョージアは注目されています。
5.中世の面影を残す美しい国:チェコ
まるで童話の世界に迷い込んだような、可愛らしい街並みが広がる「チェコ」。
世界遺産に指定されたお城や教会、アウトレジャーなども国内で楽しめてしまうチェコは隠れた海外移住の穴場だったりします。
そんなチェコ移住のポイントは以下のとおり。
・治安が良い
・気候が良い
・おとぎ話に出てくるような可愛い街並み
・ヨーロッパ圏なのに物価が安い
・ヨーロッパ諸国へ気軽にアクセスできる
・永住権が取得しやすい
あまり知られていませんが、チェコは永住権が取得しやすい国です。
方法としては、チェコで事業者登録を行い、現地で事業をするのですが、事業の資金の大きさは問われず、80種類の職種の中から自分に合うものを選択してビザを申請することができます。
そのため、自分の経験を活かした職種・業種を選択して事業者登録をすれば案外簡単に永住権を取得することが可能です。
しかし、チェコで事業をするなら英語はある程度話せておいた方がベター。
チェコ語も少しは勉強しておいた方がいいのですが、なんせチェコ語は難しいです…。
英語力を磨きつつ、自分の経験や技術でビジネスを始められそうなら、チェコの永住権を取得して移住するのもアリです。
なぜなら、ヨーロッパの中心地なのに物価が安くて治安が良いチェコは、間違いなく移住の穴場だからです。
6.素朴でのんびりとした南米の親日国:パラグアイ
ブラジル、アルゼンチン、ボリビアに囲まれた「パラグアイ」は、南米の中心地に位置する国で、「南米のおへそ」と呼ばれています。
日本ではあまりパラグアイの情報を耳にしませんが、日系の移民も多く親日国でもあります。
のんびりとした雰囲気でゆったりと暮らすにはオススメの移住先です。
そんなパラグアイの移住ポイントは、以下のとおり。
・日系人が多い親日国
・素朴でのんびりした国民性
・国立病院と学校が無料
・物価が安い
・中南米では比較的治安が安定している
・永住権が安く割と簡単に取得できる
・永住権が取得できれば、Mercosur加入国で滞在・就労できる
驚くことに、パラグアイでは永住権が比較的簡単に取得できてしまいます。
永住権の申請を代行業者を通して申請することで無料で取得することができ、さらに永住権を取得すればMercosur(南米南部共同市場)の国なら、滞在・就労が可能となるのです。
ちなみにMercosur協定の国は、アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、ウルグアイ、ベネズエラなどのが加盟しているので、これらの国へ滞在できるチャンスでもあります。
南米の文化に興味がある人にとって、パラグアイの永住権を取得することでその他の南米諸国に移住できるチャンスが手に入ります!
もちろん、日系人が多く親日家顔多いパラグアイで生活するのも素晴らしい経験になることでしょう。
素朴でのんびりとしたパラグアイ人と、ゆったりスローライフを送るのもいい選択かもしれません。
7.先進的な教育システムを持つ国:オランダ
日本とオランダは400年にも渡る友好国でもあり、ヨーロッパの国のなかでは日本人はビザを取りやすい国です。
さらに、おとぎ話に出てくるような綺麗な街並みが可愛くて人気の旅先としても人気がありますよね。
「オランダに移住したいけど、移住するためのハードルが高いのでは?」と思っている人は多いかと思います。
しかし、意外にも日本人であれば他国と比較しても移住しやすく、ビジネスもはじめやすい国なのです。
そんなオランダ移住のポイントは以下のとおり。
・英語が通じる
・エコで美しい街
・多民族国家なので多様性に寛容
・先進的な教育システムで公立の学校は無料
・医療体制もしっかりしており、費用が安い
・日本や欧州とのアクセスが抜群
・個人事業主としてのビザが取りやすい
・個人事業主のビザで、配偶者やパートナーも移住可能(さらに雇用権利も獲得)
全てにおいて先進的なシステムを持つ「オランダ」。
日本から移住すると、さまざまな面で最先端システムが導入されており、日本のずっと未来を生きていることに驚かされるでしょう。
まず、オランダでは公共交通機関はほぼ全て自然エネルギーを使用しており、街中でも電気自動車が普及していたりと、エコで美しい国なのです。
先進的な教育システムを持つのもオランダの魅力の一つ。
オランダでは、子どもの幸福度ランキングで世界1位になっています。
移民の受け入れに積極的なオランダでは、学校でも国籍、民族、宗教を越えてお互いに尊重し合いのびのびと学ぶことができるようです。
家族連れの海外移住や、教育移住にオランダを選ぶのはいいかもしれませんね。
ビザに関しても、日本とオランダは「日欄通商条約」を結んでいるため、他国と比較してビザを取得しやすくなっています。
その際には、「現地雇用としてのビザ申請」ではなく、「個人事業主としてのビザ申請」をすることがポイントです。
もちろん、「個人事業主になるなんて、なんだか難しそう…」と感じる人もいると思いますが、事業の資本金として60万円を用意し、オランダの企業から1〜2件の案件を受注さえすればビザを取得できるので、ハードルはそれ程高くはありません。
さらに個人事業主のビザを取得すると、配偶者やパートナーも移住可能となり、雇用権利も獲得できるのは大きなメリットです。
起業家やフリーランス、IT関係、教育関係、飲食などのあらゆる分野で活躍できるオランダで、ビジネスチャンスを掴んでみませんか?
8.マヤ文明発祥の地:グアテマラ
マヤ文明発祥の地であり、神秘的な遺跡とコロニアル建築が残る国「グアテマラ 」。
この国にはスペイン語を安く学ぶために、世界中から留学生が集まります。
海外移住するなら、現地語をしっかりマスターして移住ライフを楽しみたいもの。
格安の語学学校も豊富にあり、全くスペイン語が話せなくても日本人対応の学校もあるグアテマラは、語学を学びつつ生活するには非常に良い環境です。
スペイン語を習得すれば、グアテマラだけでなく周辺の国々でも生活しやすくなったり、ビジネスをするチャンスにも繋がるはず。
そんなグアテマラは物価も安く、長期滞在しやすい穴場の移住スポットでもあるのです。
グアテマラの移住ポイントは以下にまとめました。
・物価が安い
・格安でスペイン語を学べる(日本人対応の学校あり)
・年間通して20度前後で気候が良い
・月1000ドル(約8万円)以上の年金受給者、金利生活者は永住権の取得が可能
このように、グアテマラでは永住権の取得のしやすさが大きな魅力となっています。
特に、月1000ドル(約8万円)以上の年金受給者、金利生活者は永住権の取得が可能となるリタイヤメントカテゴリーの永住ビザは魅力的です。
老後はゆったりと働かずに、物価の安いグアテマラの郊外で年金暮らしなんていいかもしれません。
また、リタイヤしていなくても金利生活者であればとにかく何もせずにゆったり生活ができます。
グアテマラの郊外では、物価も安いので月8万円以下で生活できるので、「とにかく働かずに、ゆっくり暮らす」ことが目的の海外移住先にオススメです。
【海外移住】穴場の国に住むメリット・デメリット
ここまで、海外移住の穴場とされる国々を紹介してきました。
しかし、変に穴場の国を選ぶことで生じるリスクも慎重に判断していかなければいけません。
人気の移住先にはそれなりの理由もあり、
・日本人が住みやすい
・日本人コミュニティーがある
・日本の食材や口に合う料理が多い
・治安が良い
・情報が多い
・インフラが整っている
などの条件が整っていたりします。
海外移住をする場合には、しっかりと情報を集めて現地へ実際に足を運んでみることが大前提となります。
しかし、穴場の国の多くは移住している日本人が少ないため、なかなか良質な情報を集められなかったり、現地に行ってみたものの頼れるコミュニティーが見つからなかったりで苦労する場合もあります。
ここでは、海外移住の穴場の国に住むメリット・デメリットを解説します。
穴場の国へ移住するメリット
まずはメリットですが、結論は以下のとおりです。
・ビザのハードルが比較的低いこと
・日本人が少ないので、現地の人と深く付き合う環境になりやすい(=語学力の向上・現地の文化に溶け込める)
・情報が少ない分、その国を開拓していくワクワク感がある
・その国でのビジネスチャンスに気付きやすい
・その国の生の情報を発信しやすい(ブログなど)
こんな感じです。
まずは、「ビザのハードルが比較的低いこと」。
この記事で紹介する穴場の国では、アメリカやオーストラリア、シンガポールなどの人気な移住先と比較してもビザのハードルはかなり低いです。
そのため、多くの資産や預金の必要がなかったり、高度な技術を身につけていなくてもビザを取得して海外移住の夢を実現することが可能です。
また、穴場の国では日本人自体が少ないので、自分から現地の人や文化に関わる必要があります。
現地のコミュニティーに入っていくことがあまり好きでない人は面倒だと感じるかもしれませんが、現地の人と積極的にコミュニケーションを取りたい人にとっては良い環境であると言えます。
もちろん、現地でも日本の文化に興味がある人も多いので友達が気軽にできる可能性が高いです。
コミュニティーに溶け込み、現地の文化を理解することで語学力も大幅に向上することもメリットと言えるでしょう。
現地に溶け込んで、その国の人々の暮らしにどっぷり浸かるのは海外移住の醍醐味でもありますよね。(私はこんな移住の仕方が理想です)
冒険好きな人には、その国をどんどん開拓していくワクワク感が楽しいかもしれません。
また、穴場の国にはそもそも外国からの移住者自体少ない可能性もあります。
そんな場合には、その国でのビジネスチャンスに気付きやすいのも大きなメリットかもしれません。
大抵、人気の移住先では多くの人々が移住しているので、多くの人がビジネスチャンスを見つけて先に実行していることが多いです。
そのため、後からビジネスに参入するのは、難易度が上がっている可能性があります。
ブログなども同じですが、移住者ブログなんかで検索すると「タイ」や「フィリピン」の移住ブログは多くのサイトがヒットするかと思います。
一方で、「マケドニアの移住者ブログ」なんてほぼヒットしませんよね…。
こんな感じで、穴場だからこそみんなが見逃しているチャンスが落ちていたりしますよ。
穴場の国に移住するデメリット
一方で、海外移住で変に穴場の国を狙ってしまうリスクも存在します。
例えば、以下のとおり。
・日本語での情報が少ないので、ビザの取得や維持に手間がかかる
・日本人コミュニティーが少ない、もしくはないので困ったときに頼れる人が見つからない可能性がある
・治安、インフラ、差別、物価、気候などの問題
詳しく解説していきます。
まずは、「日本語の情報が少ない」ということ。
現地に住んでいる日本人が少ないと、日本語での良質な情報を手に入れにくいというデメリットがあります。
知りたい情報は英語、もしくは現地語のみという場合は自分で調べたり、頼りになりそうなエージェントを探して相談するなどの手間がかかります。
特に、ビザに関する情報を自分の力で調べていくのは相当時間も労力もかかることでしょう。
ビザの維持にかかる手間もその都度対応していくことが必要になります。
語学力があるならまだしも、最低限レベルの語学力だけでは書類の提出などで苦労するかもしれません。
また、日本人のコミュニティーがないということは、現地の情報を自らキャッチしていかなければなりません。
特に、現地で子どもを学校などに通わせる場合、日本人コミュニティーなどがあれば気軽に相談できるでしょう。
しかし、現地の学校の口コミを自分自身で調べるには現地語の理解も必要になります。(現地の学校サイトは現地語のみの場合もあるからです)
最後に、「治安、インフラ、差別、物価、気候などの問題」です。
定番の移住先ではこれらの部分が基本的にクリアされているため、日本から移住してきても快適に生活することが出来ます。
しかし、穴場の移住先では慎重に現地の状況を調べていかなければなりません。
移住してから「こんなはずじゃなかった!!」を防ぐためにも、必ずインターネットだけでなく、住む前に現地を下見することをお勧めします。
移住の穴場は「中米」「東欧」に多い
いかがだったでしょうか?
海外移住の定番だったアメリカやオーストラリアは、もはや物価が高く、ビザのハードルも高いのが現状。
海外移住の穴場が集中している「中米」や「東欧」は今後注目の移住先となるかもしれませんね。
海外移住に憧れて移住してきたものの、実際に生活してみると「こんなはずじゃなかった!」という悲しい事態を避けるためにも、まずは1度気になる国へ訪れてみるのは大切です。
自分の肌に合う国を見つけて、素敵な移住ライフを過ごせますように。
終わり!
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