この記事では、こんなお悩みに応えます。
多くの人が憧れる「海外移住」。
しかし、希望している人の多くは実現できずにいます。
なぜなら、日本に住んでいないとできない仕事をしているから。
つまり裏を返せば、仕事選びや自分のスキルを磨くことによって海外移住は簡単に実現できるようになるのです。
最近は、コロナの影響を受けてリモートワークのできる会社も増えてきましたよね。
それに伴い、地方や海外移住をする人は増えてくると予想されています。
実は私も、将来は家族で海外移住をする予定なので現在は転職エージェントに登録して求人を探しつつ、海外移住を実現できるようなスキル(webマーケティング)を独学で学んでいます。
この記事では、「将来海外移住するために仕事探しをしている人」や「場所を選ばずに仕事ができるスキルを身に付けてキャリアを積みたい人」に向けて書きます。
【この記事で学べること】
・海外移住できる働き方とは?
・【海外駐在したい人向け】登録すべき転職エージェント3選
・【海外でも働けるスキルを付けたい人向け】登録すべき転職エージェント3選
海外移住できる働き方とは?
まずは、海外移住を可能にする働き方を紹介します。
結論は、以下のとおり。
1.ワーキングホリデー
2.現地採用
3.海外駐在
4.青年海外協力隊(JICA)
5.海外インターンシップ
6.ノマドワーカー
それでは詳しく解説していきます。
1.ワーキングホリデー
働きながら海外移住をする方法として、まず「ワーキングホリデー」が挙げられます。
ワーキングホリデーとは、「休暇を楽しむ目的で、現地での生活費をまかなうために働くことが許可される就労ビザの一種」です。
現地で長期滞在することによって現地の異文化を理解し、相手国と自国の相互理解を深めることを目的として作られた制度で、現在ワーキングホリデーの提携国は24か国となっています。
オーストラリア、カナダ、イギリス、ニュージーランド、アイルランド、フランス、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、韓国、香港、台湾、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、チェコ、アルゼンチン、チリ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン
(引用:https://ethosjp.com/blog/working-holiday/)
このように、近年ワーキングホリデーで長期滞在できる国が増えてきており、選択肢もグッと広まりました。
もしかしたら、この中で自分のお気に入りの国があるかもしれませんね。
しかし、ここで注意したいのが年齢制限があること。
ほとんどの国では、ワーキングホリデービザが取得できる年齢が30歳までとなっています。(一部、35歳までの国もあり)
基本的に若い人にしかチャンスがないのがは少し残念ですね。
ワーキングホリデーについて詳しい内容を知りたい方はこちらへ↓
[browser-shot url=”https://www.jawhm.or.jp/” width=”800″ height=”300″ href=”https://www.jawhm.or.jp/” alt=”日本ワーキングホリデー協会” target=”_blank”]
2.現地採用
続いての方法は、「現地採用」です。
これはつまり、海外の企業で働いて現地で暮らす方法です。
現地企業で採用してもらうことができれば、就労ビザが発行されます。
ワーキングホリデーと違い、現地で採用さえしてもらえば、自分が移住したい国を選ぶことができるのは魅力的ですよね。
しかし、現地企業にとって日本人は外国人。
わざわざ外国人を採用したいと思えるだけの高いスキルや実績が必要になります。
さらに、現地企業では現地の人と働くことになる可能性が高いので、現地語または英語もビジネスレベルで使いこなさないと厳しいかもしれません。
とはいえ、現地企業で働いているとその国の人々の考え方や文化に触れることができるので、とても良い経験になるのは間違いありません。
自分のスキルと語学力を磨いて世界へ挑戦してみる価値はありそうです。
3.海外駐在
海外移住で一番恵まれている(?)パターンは、この「海外駐在」する方法かもしれません。
海外駐在するには、グローバルな日系企業に就職する必要があります。
ちなみに、日系企業で海外駐在が多い企業は以下のとおり。
・トヨタ自動車
・ソニー
・三菱商事
・三井物産
・デンソー
など
ずらっと大手有名企業が並んできましたが、主にメーカーや商社が多いですね。
基本的に海外駐在では、会社からの勤務命令で駐在になることが多いため、自分の希望する国に移住できるとは限りません。
しかし、金銭面・福利面のメリットはかなり大きいです。
住宅手当や子どもの教育費、医療費や現地の税金まで会社がカバーしてくれる場合もあり、海外駐在の給料は約1.5倍増しになるようです。
東南アジアなどの物価が安い国に駐在することになれば、かなりの金額を貯金できそうですよね。(これはとても羨ましい!)
一方で、海外移住をする場合にはきちんと語学力を磨き、会社内で実績を積んでいかなければなりません。
駐在する国の文化や言葉をしっかり学びつつ、現地スタッフのマネジメントを任されるなど責任もあります。
「海外駐在を通じてグローバルに働きたい」、「海外駐在を通じて自分のキャリアアップをしたい」という場合は、海外駐在は最高の選択肢かもしれません。
4.青年海外協力隊(JICA)
次に、海外移住する方法として「青年海外協力隊(JICA)」という方法があります。
青年海外協力隊(JICA)とは、ボランティアとして途上国の公共事業や社会福祉支援を行う機関です。
2年間の任期で途上国へ派遣されますが、基本的には派遣先は選べません。(多くは、アジア・中南米・中東・アフリカ・太平洋諸国)
しかし、青年海外協力隊の試験では英語力はTOEIC300点、英検3級程度の語学力が基準となっているので、語学のハードルは高いものではありません。
また、応募条件によっては専門的な技術が必要になるものもありますが、重要なのは「募集職種の要件に対して、自分の持つ経験やスキルがマッチングできるかどうか」という点と、「ボランティア活動に貢献できる能力があること」が重要視されています。
ボランティアで自分自身の能力を使って必要な人々に貢献したいという人にはいいかもしれませんね。
一方で、ボランティア活動はキャリアにあまりプラスにならないため、日本に帰国後の再就職に苦労するという話もあります。
しかし、自分のキャリア形成を熟考した上で、専門的なスキルや知識を身に付けて現地で能力を発揮できれば、「ボランティア」としてだけでなく、より実践的なスキルと経験が評価される可能性もあります。
また、2年間の任期ではどっぷりと現地の人々や文化に浸かることができるので、言葉の上達は期待できます。
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5.海外インターンシップ
続いての方法は、「海外インターンシップ」です。
海外インターンシップとは、大学生・社会人が春休みや夏休みを利用して、短期〜長期で参加できるビジネス体験プログラムのことを言います。
主に、海外にある日系企業・現地企業で一定期間就労経験を積むことが目的です。
募集される職種も幅広く、
広告・メディア・貿易・IT・コンサル・教育・ホテル・旅行・不動産・飲食
など、自分のスキルや経験を活かせる業界を選択することが可能です。
期間は、2週間〜1年半が一般的だそうです。
海外インターシップでは、グローバルなビジネス環境を体験することができ、日本と海外での働き方を比較しつつ自分のキャリアを見つめ直す機会になります。
また、さまざまな国籍の人々と働きながら、多様な価値観に触れることで今後の自分のビジネスの幅を広げてくれるでしょう。
帰国後に、外資系企業へ転職したい場合には「海外インターシップを通して、様々な国の人と仕事をした経験」というのは強みになるかもしれません。
さらに、現地で働く上で必要なビジネス英語などにも磨きがかかることでしょう。
一方で、海外インターンシップをする際の給料は「無給」、「もしくはかなり安い」場合が多いです。
そのため、ある程度の貯金とまとまった休みを確保しておく必要はあります。(もしくは一旦離職する必要あり)
海外インターンシップを希望する場合は、インターンシップをする目的とインターンシップ後の自身のキャリア形成についても考えておく必要があります。
6.ノマドワーカー
さて、最後に紹介するのは「ノマドワーカー」として海外で働く方法です。
ノマドワーカー とは、フリーランスとして企業に属さず、好きな場所を移動しながら働くことです。
なかでも、デジタルノマド(パソコン1台でさまざまな国を移動しながらネットを使用して仕事をしている)は近年注目されています。
デジタルノマドは以下のような仕事をしている人々です。
・エンジニア
・Webデザイナー
・Webライター
・Webマーケター
・ブロガー
・FXトレーダー
など
このように、フリーランス独立しやすく、パソコン1台で仕事が完結するので基本的に住む場所や地域は自由。移動も自由です。
タイのプーケットは世界中のノマドワーカーから大人気のエリアと言われており、プーケットのカフェはパソコンで仕事しているノマドワーカーでいっぱいなんだとか。
おすすめは、日本よりも物価の安いエリアに住んで固定費を下げつつ、日本の企業で案件を取ることです。
つまり、収入は日本の収入で支出は海外の物価に合わせた支出となるので貯金が貯まります。
自分の好きな期間(ビザの問題にもよりますが)、好きな場所でのんびり海外移住を楽しむことができるのはかなり魅力的ですよね。
一方で、上記のようなデジタルノマドになるにはそれなりにITについて詳しくなっておく必要があります。
もしも、ノマドワーカとなって海外移住をしたいなら、一回独学で稼げるレベルまでになっておく、もしくは日本で一旦就職しつつスキルを磨いて独立する方が良さそうです。
【海外駐在したい人向け】転職エージェント3選
やはり、現地に就職すると給料も現地の給料水準まで下がってしまうのは抵抗がありますよね。
日本の企業に勤めながら、きちんと企業から手当てを受けて海外移住を実現できる海外駐在はとても魅力的です。
また、海外駐在を経験することによって自分のキャリアアップに繋げることも可能です。
将来海外でビジネスをしてみたい方や、キャリアアップを目指す方にオススメなのが「海外駐在」ですが、そもそも海外に支店やオフィスを持っている企業でなければ駐在のチャンスはないですよね。
もしも、将来的に海外のビジネス経験をするために転職活動を行うとしたら、海外駐在の案件のある転職エージェントの登録は必要です。
今回は、海外駐在希望者が登録しておくべき転職エージェントを3つ厳選して紹介します。
❶JACリクルートメント:日系グローバル企業や外資系企業の良質な求人に強い老舗転職エージェント
❷キャリアカバー :ハイクラス求人専門の転職エージェント
❸パソナキャリア:グローバルに特化した豊富な求人とサポートが充実した転職エージェント
詳しく解説していきます。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、ロンドン発祥の転職エージェントで、日系グローバル企業や外資系企業の良質な求人に強いのが特徴です。
インターナショナルな人材紹介会社ではアジア最大級で、イギリス、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、香港、中国、韓国、ベトナム、インド、ドイツ、日本、の11カ国に26拠点を持っています。
語学力に自信があり、今後海外ビジネスに携わりたいと考えている方にとってオススメしたいエージェントです。
また、JACリクルートメントは、ユーザーファーストかつ、求人の質も非常に高いと定評のある老舗転職エージェントなので、海外駐在を検討中の方は登録しておく価値はあります。
キャリアカーバー
キャリアカバー は、リクルートが運営するハイクラス求人専門の転職エージェントです。
ハイクラスで良質な外資系企業の求人を紹介してもらえるので、転職で収入をあげたい人にはオススメです。
ある程度、自分のキャリアを積んでから海外に挑戦したい人にとって強い味方になってくれそうですね。
パソナキャリア
パソナキャリアは、グローバルに特化した豊富な求人を扱っており、海外でのビジネス経験がない人でも親身になってキャリアコンサルタントがサポートしてくれると評判の転職エージェントです。
特に、海外拠点の仕事初心者には嬉しいサービス(海外の生活、ビザの取得など)も充実しており、語学が不安な方でも日本語でサポートを行っているので安心です。
海外でビジネスするのに憧れがあるけど、経験がなくて不安な人にとってオススメできる親切なエージェントです。
【海外でも働けるスキルを付けたい人向け】転職エージェント3選
このように、現地の企業や外資系企業の求めるスキルがないため、そもそも求人を探すのに苦労していませんか?
それなら、まずは海外でビジネスするために必要なスキルを日本で身に付けてから海外へ挑戦するのがいいかもしれません。
海外就職で求められるスキルを身に付けるためのキャリアチェンジをするなら、海外就職案件で多い以下がオススメです。
・営業
・IT
まず、「営業力」を身に付けることをオススメする理由は、近年海外営業のニーズが高まっているからです。
それに伴い、求人数も増加しているためこれから海外でビジネスをしていきたいと考えている人には営業スキルを身に付けることをオススメします。
もう一つ、注目のスキルは「IT」です。
これは世界的にIT関連職の求人に対して、人材が極端に不足していることが言われています。
さらに、今後は間違いなくIT化が進んでいくので、年々人が足りなくなる状況になることも予想されています。
つまり、ITスキルを身に付けるということは世界的に人材が不足しているので、世界中の求人に応募することができるようになります。
このように、「営業」、「IT」のスキルを磨くことは、将来海外ビジネスをしたい人にとっては選択肢を増やすチャンスになることでしょう。
もし、現在働いている仕事から「営業職」や「IT関連の職」に転職を考えているなら以下の転職エージェントがオススメです。
1.リクルートエージェント:海外営業の求人が他の転職エージェントと比較しても充実
2.doda:海外営業の求人数・キャリアコンサルタントの質ともに定評あり
3.workport:未経験者向けのIT業界転職エージェントの定番
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職エージェントの中でもトップクラスの転職成功実績を誇る転職エージェントです。
さらに、日系の大手グローバル企業の海外営業の求人が他の転職エージェントと比較しても充実しているため、海外営業職を探すなら登録しておきたいエージェントです。
リクルートエージェントには営業職の転職支援を専門とするキャリアコンサルタントが多数在籍しているので、海外営業への転職を考えているけど、どんな求人が自分に合うのか迷っている場合でも相談できるので安心です。
doda
dodaは、海外営業の求人数も豊富であり、かつキャリアコンサルタントの質にも定評がある転職エージェントです。
海外営業職への転職の知識がない人でも、「グローバル転職成功ガイド」で、転職のノウハウを学ぶことができます。
workport
workportは、未経験向けIT求人を多数保有する転職エージェントです。
IT業界でのキャリアをスタートさせるなら是非登録しておきたい転職エージェント。
求人はエンジニアはもちろん、クリエイター、営業・コンサル、Webマーケターなど、幅広い職種の転職に対応しています。
IT業界のスペシャリストであるコンシェルジュによる充実のサポートも手厚いので転職が初めての人にも安心です。
人生から逆算して行動すれば、海外で働くことは誰でもできる
いかがだったでしょうか?
海外で働くというと、「特別な能力を持った一部の人しかできない」というイメージを持つ人が多いかと思います。
しかし、この記事でも述べたとおり、さまざまな働き方があり、選択肢は無数にあります。
日本人の多くは「〇〇(職業)になりたい!」というキャリアから人生を考えます。
一方で、欧米人などの多くは、「将来、こんな生活をしたいから〇〇になろう!」と、自分の理想の生活から逆算して自分のキャリアを決めるそうです。
つまり、自分が将来海外でビジネスをしたいなら、海外で求められるスキルを身につけたキャリア形成をしていく必要がありますね。
人生を逆算して行動&コツコツ努力していけば、思い通りの人生を歩むことができるかもしれません。
もちろん、海外移住や海外就職も夢じゃありませんよ!
終わり!
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