同性カップルならではの子育てメリット・デメリットも気になる。リアルな体験談も聞きたい!
そんなお悩みにこたえます。
この記事を書いている私(@lovethelife365)は2018年に同性パートナーと養子縁組をしており、
2019年に妊娠→2020年に出産しています。
現在は同性のパートナーと子育て真っ最中でして、来年の春にはパートナーが出産を予定しています。
そんな子育て奮闘中の私たちが、当事者だからこそ言える「同性カップルの子育て」の疑問を体験談を交えながらおこたえします!
この記事で分かること
・同性カップルで子育ては全然アリ
・同性カップルならではの子育てメリット・デメリット
・私たちのリアルな体験談
それでは詳しく解説していきますね!
同性カップルで子育ては全然アリ
結論、異性カップルであろうが同性カップルであろうが何も変わりません。
違う点といえば、おっぱいが4つあるくらいです(笑)
子育ての悩みもぶっちゃけ普通です。
「子どもの発達は大丈夫かな?」「子育てと仕事の両立が不安」「病気になったらどうしよう…」「しつけってどうしたらいいの〜?!」などなど、きっとどこの家族にもある普通の悩みですよね。
同性カップルで子育てをすることで特別な問題が起こったこともありませんし、他の家族と同様に悩みもありつつ、パートナーと協力しながら子育てを楽しんでいます。
同性カップルで子育てすることに不安があるという方には、同性カップルで子育ては全然アリ!ということを伝えたいです。
とはいえ、同性カップルならではの子育てメリットやデメリットも気になる人もいるかと思いますので私たちの体験談も交えながら詳しく紹介していきます。
同性カップルならではの子育てメリット
同性カップルならではの子育てメリットは以下のとおりです。
メリット1:同じ性ならではの悩みを共有できる
メリット2:産休を被せたら育児の負担が減らせる&エンジョイできる
それでは詳しく解説していきます。
メリット1:同じ性ならではの悩みを共有できる
メリットの1つ目は「同じ性ならではの悩みを共有できる」です。
女性特有の生理痛や身体の不調、気分の落ち込み、イライラなど理解してくれます。
さらにそれをさりげなくカバーしてくれたりするのはとっても心強いです。
例えば、どちらかが不調の時には家事や子どもの面倒をみることを変わってくれたり、イライラしている時にはホルモンのせいであることを理解しているので言い合いになる事もありません。
そして私たちの場合はお互いに妊娠を経験しているので、妊婦特有のつわりのつらさや身体や気分の変化も共有できました。
立ち会い出産に関しても「産む側」と「サポート側」のどちらも経験できることは本当に貴重な経験です。
異性カップルでは絶対に経験できない事なので、そこはまぁ良い点なのかなと思いました。
メリット2:産休を被せたら育児の負担が減らせる&エンジョイできる
メリットその2は「産休を被せたら育児の負担が減らせる&エンジョイできる」ことです。
もしも2人とも子どもを産むことを決めているなら、子どもを産むタイミングは近い方がいいかもしれません。
なぜなら、2人の産休を被らせる事ができます。
例えば、1人目を2021年に出産して、パートナーが翌年出産するとします。
そうしたら1人目出産した子どもの保育園入を見送れば丸1年2人で育児分担が可能です。
2人で家事と育児を分担しつつ、ゆっくりできるので最高だと思います。リフレッシュに近場へ旅行なんかもできるかもしれません。
ただ、一つ懸念することは「収入が減ること」なのでそこは家庭の事情に合わせて要相談です…。
他にも「同性カップルならではのメリット」を考えたのですが、正直これ以上思い浮かびませんでした!(笑)
つまり、同性だろうが異性だろうがほぼ変わらないということです!!!
同性カップルならではの子育てデメリット
それでは引き続き、同性カップルならではの子育てデメリットを見ていきましょう。
デメリットは以下のとおりです。
デメリット1:力仕事が大変
デメリット2:”旦那さんは?”に対する説明がいちいち面倒
デメリット3:イスラム教の国に旅行しづらい
それでは詳しく解説していきます。
デメリット1:力仕事が大変
デメリットの1つ目は「力仕事が大変」だということ。
男手が足りないので、重いものを運んだりするのも一苦労…。
子どもをあやす時のダイナミックな遊びも女2人だと少しキツイです。
近くに頼れる人を作っておくことは大切だと思います。
余談ですが、ゴキブリが出た時にどっちが殺すかよく揉めます(笑)
これも女同士あるあるかもしれませんね!
デメリット2:”旦那さんは?”に対する説明がいちいち面倒
デメリットの2つ目は「”旦那さんは?”に対する説明がいちいち面倒」ということです。
正直、ここが一番ネックです(泣)
支援センターや保育園見学、どこへいく時にも高確率で「旦那さん」の話になります。
その場で話を流しながら「旦那さん」として話し続けるのもずっと嘘をつき続けることになるのでしんどいし、
かと言って出会ってすぐにカミングアウトするのも少し気まずい…。
色々悩んだ挙句、心に決めたのは「オープンに生きる」「堂々としておく」「細かい話はある程度仲良くなってから」という3点です。
もっと子どもが大きくなって物心がついてくると、親の言っていることも理解するようになります。
その際に、親が嘘をついたり事実を隠しながら生きている姿を子どもには見せたくありませんでした。そして悪いことをしている訳でもないので「オープンにいく」「堂々としておく」という結論になりました。
しかし、誰にでもすぐにオープンにするのも何かと説明が面倒なので細かい話は仲良くなってからでOKかなと。
デメリット3:イスラム教の国に旅行しづらい
デメリットの3つ目は「イスラム教の国に旅行しづらい」です。
そもそもイスラムの国に旅行しない人にとっては全く問題ないかとは思います(笑)
しかし、旅好きの同性カップルが子どもを連れて旅するにはかなりハードルが高いような気もします。
イスラム教の国の中には、同性愛者が死刑に処される可能性があるところもあり、死刑にはならなくても終身刑や有期刑など、性的マイノリティーにとっては厳しい環境であることは確かです。観光だけでは死刑にはならないかと思いますが、旅行中に嫌がらせや危険を感じる可能性があるので簡単に旅行にはいけないのではと思います。
同性カップルの子育ては特別ではない!
いかがでしたか?
同性カップルの子育ては特別じゃないという事がわかってもらえたかと思います。
これから子どもを持つことを悩んでいるカップルに伝えたいことは、何も心配いらないということです。
世の中にはたくさんの同性カップルが子どもたちを育てています。
もし、子どもを持つことに不安があるならおすすめしたいのが「こどまっぷ」です。
実際にLGBTQで子どもを育てている人や、子どもを持ちたいと考えている人たちと交流できるイベントを開催しています。
私も、子どもを妊娠する前にパートナーと一緒に参加し、同じようにな方々と知り合う事ができました。
同じ目的を持つ仲間やと交流を持てた事で、子どもを育てる決心ができたのもこどマップのおかげでした。
興味がある方はぜひパートナーさんと一緒に参加してみるのもいいかもしれませんね♪
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おわり!
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